米代川
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米代川 | |
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能代市二ツ井町から上流方を望む |
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水系 | 一級水系 米代川 |
種別 | 一級河川 |
延長 | 136 km |
水源の標高 | 1,024 m |
平均流量 | 109.0 m³/s (鷹巣観測所 2000年) |
流域面積 | 4,100 km² |
水源 | 中岳・八幡平(岩手県/秋田県) |
河口(合流先) | 日本海(能代市) |
流域 | 岩手県、秋田県 |
米代川(よねしろがわ)は、主に秋田県北部を流れ日本海に注ぐ米代川水系本流の一級河川である。東北地方第五の大河で、秋田県内でも流域面積が雄物川に次ぐ。
目次 |
[編集] 地理
秋田県と岩手県、青森県の3県の境界付近に位置する奥羽山地の中岳(標高1,024m)から南流する切通川が、八幡平北麓に発し北流する兄川を岩手県八幡平市兄畑で合わせ、米代川と名を変える。程なく秋田県に入り北に転じ、鹿角市毛馬内からは概ね西へ流れる。大館市南部をかすめ、北秋田市(阿仁地方)を北流してきた阿仁川を能代市二ツ井町で合わせ、能代市で日本海に注ぐ。
[編集] 歴史
米代川の語源は「米のとぎ汁のような白い川」と言われている。これは915年十和田湖火山が大噴火を起こした際の火山灰で白く濁った川の色を表現したとも言われている。現在の米代川の色は緑色をしている。
この大噴火は日本列島の過去2000年で最大の噴火とも言われ毛馬内、大館、鷹巣、二ツ井に大量の火山噴火物を流出させ、せき止め湖を造り、現在の能代南中学校付近に大量の軽石を堆積させた。これらによって、米代川の流れは影響を受け、低地に建てられた建物は土砂に埋まり、人々は高台に避難するという大災害となった。これほどの大災害なのにもかかわらず、文字による被害の記録は全く残っておらず、三湖伝説に人々はその記憶をとどめたと考えられている。
米代川流域には鉱山地帯が多く尾去沢鉱山、小坂鉱山、大葛鉱山、阿仁鉱山、太良鉱山などの鉱山から出る鉱石は米代川での舟運で運ばれた。また、この地区は優れた材木の産地でもあり、これらも米代川を使って運ばれた。特に丸太を筏にして川に流す筏流しは1964年まで続いた。これらの輸送はその後鉄道と森林鉄道、トラックによる輸送に変わっていく。
[編集] 流域の自治体
[編集] 支流
※括弧内は流域の自治体