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相武台前駅 - Wikipedia

相武台前駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

相武台前駅
相武台前駅南口(2006年6月撮影)
相武台前駅南口(2006年6月撮影)
そうぶだいまえ - Sobudai-Mae
(2.3km) 座間
所属事業者 小田急電鉄
所属路線 小田原線
キロ程 36.9km(新宿起点)
所在地 神奈川県座間市相武台1丁目
駅構造 橋上駅
ホーム 2面4線
乗降人員
-統計年度-
40,302人/日
-2007年-
開業年月日 1927年昭和2年)4月1日*
備考 * 座間駅として開業。
1937年 士官学校前駅に改称。
1941年 相武台前駅に改称。
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北口
北口

相武台前駅(そうぶだいまええき)は、神奈川県座間市相武台1丁目にある小田急電鉄小田原線である。座間市と相模原市の市境付近に位置するため、両市の市民が利用する。

相武台前(旧座間駅)の設置のエピソードとして、当初の開通ルートは町田(旧新原町田駅)から広野台方面(現カレスト座間)付近を通り厚木方面に抜ける予定だったが、地域住民の要望もあり開設時鉄道会社側より7000坪を寄付すれば計画路線変更と駅設置に応じるということで村内(旧座間村)より土地の寄付を募り、鉄道会社も1500坪の土地を購入し現在地に鉄道の敷設及び駅設置が行われた。そして変更に伴う海老名までのルートは当初旧市街(座間大通り)付近を考慮していたものの既に集落があったため反対運動が起こり、現在の本線ルートとなった。また当初は江ノ島線の当駅からの分岐計画があったが、多くの農業地に計画路線がかかることから当時山林の多かった現江ノ島線のコースに変更となった。

開業当初は、小田急電鉄の貨物の工場、検車設備を持つ駅として開業、1962年の相模大野への統廃合まで機能していた。 1950年代後半までは農村地域でかつ米軍キャンプ等の関係者が利用する程度の駅であったが、当時の町の誘致等により南口方面に工場を誘致し様相を変えていく。1960年代からは日産自動車等の大企業の進出等により工業都市かつ、人口増加に伴い近郊都市の駅として変化をし、現在に至る。

目次

[編集] 駅構造

島式ホーム2面4線を有する地上駅各停区間準急準急などが特急ロマンスカー急行快速急行の通過待ちを行う事が可能。また、駅舎南側に電留線を備える。橋上駅舎を持つ。 以前一部急行が停車していた名残で下りホームには分割案内板Aが存在していたが2008年現在では存在してない。

[編集] のりば

1 小田原線 本厚木小田原箱根湯本方面(待避線)
2 小田原線 本厚木・小田原・箱根湯本方面
3 小田原線 新宿千代田線方面
4 小田原線 新宿・千代田線方面(待避線)

[編集] 駅構内設備

  • トイレは駅構内改札階海側下りホームへの階段の間にある。
  • エレベーターは改札階と各ホーム階を結ぶ。
  • エスカレーターはない。
  • 上りホームに売店及び自動販売機、下りホームに自動販売機のみを設置。
  • 上りホームに待合室を設置。

[編集] 利用状況

  • 40,302人(2007年 全線70駅中29位)

[編集] 列車運用上の特徴

  • 深夜下りに当駅にくる最後の電車としての当駅止まりがある。
    • 休日の下りを除き、新宿駅相模大野駅間は急行、相模大野駅~相武台前駅間は各停として運転している。(2008年3月15日現在)
    • なおこの電車は一部で急行相武台前行と表示されている場合もある。
    • このため、平日の新宿方面からの相武台前までの最終電車の時間帯は、相武台前より手前の行き先を掲げる電車しか運転していない(2008年3月15日現在の平日の新宿にて、相武台前以遠の行き先を掲げる最終電車は23:36の各停相武台前行(終着0:47)、相武台前まで行く最終電車は0:20の急行相模大野行(終着1:05)である。)
    • 休日の下りは新宿発0:00、1:00到着の各停相武台前行である。(2008年3月15日現在)
      • 平日深夜の下りは2004年12月5日まで新宿発準急相武台前行であり、休日同様に途中駅での種別変更はなかった。
  • 相武台前以西、特に本厚木まで最終電車の終着の時間がかなり早いことから、相当の苦情が殺到している。
    • 相武台前からの下り最終列車は0:39の本厚木行き(本厚木到着は0:53)となっており、現状両最終列車は約25分の間を持って運転している。
  • この駅初電の上り電車(相模大野行き、相模大野から急行列車)はかつて始発だったが、座間駅海老名駅の上り初電の時間があまりに遅く、苦情があったため海老名始発になった。(2008年3月15日現在)
    • それでも車庫を抱えているからか、新宿方面の始発各駅停車は早朝に2本残っている。(2008年3月15日現在)このうち特に平日6:30の各停については、着席を求めるために20分以上前から並んでいる人も珍しくない。

[編集] 駅周辺

駅前北側を東西に行幸道路(県道51号)が通っており、北側は座間市との市境が入り組んでいるが大半が相模原市相武台の地域、南側が座間市相武台の地域となる。西方面には米軍施設(米軍座間キャンプ)があり、住宅地と並存している。駅舎北側には駅ビル(OdakyuーOXストア・ジョイフル、上層階は小田急相武台アパート 鉄筋10階建て)を備える。南口にも以前は大型店が出店されていたが撤退、商業施設も現在では数えるほどしかなく、住宅施設が大半を占め、東京、横浜方面からのベッドタウンとしての色が強い。平成7年に座間市役所が移転し、最寄り駅となるが、駅前再開発や大々的な整備が行われることもなく昭和40年代半ばに駅前整備を行った状態をほぼ維持している。

[編集] 北口

  (過去に、第一勧業銀行相武台支店が存在していたが、後に廃店となり相武台北口ATMとなるが廃止された。)

最寄の公共機関

  • 座間市役所
  • ハーモニーホール座間(座間市民文化会館)
  • スカイアリーナ座間(座間市民体育館)
  • 座間市立図書館
  • 座間消防署
  • 座間郵便局
  • 相模原市役所相武台出張所
  • 相模原市総合体育館
  • 県立相模原公園
  • 県立谷戸山公園

[編集] 駅設備

[編集] 南口

  • 相武台南口商店会
  • 大理石ベンチ(恋人たちのモニュメント)
  • 八千代銀行相武台支店
  • ファミリーマート他(コンビニ)
  • かにがさわ公園
  • 有料駐輪場(2件)
  • マルエツ(スーパーマーケット)
  • ますや酒店(座間特産ひまわり焼酎販売店)

 若草和菓子(創業45年の老舗 みそ餡みたらしがおいしい)

[編集] 駅設備

[編集] バス

相武台前駅

相武台駅北口のロータリに存在するバス停留所である。

相武台前駅南口
  • 綾76系統:さがみ野駅北口行
  • 相模が丘コース:北地区文化センター行、座間市役所行

[編集] 歴史

  • 1927年4月1日 座間駅として開業。「直通」の停車駅となる。(尚、「各駅停車」は、新宿駅~現在の向ヶ丘遊園駅である稲田登戸駅間のみの運行であり、当駅までの運行はなかった。)
  • 1937年6月1日 士官学校前駅に改称。
  • 1937年9月1日 「急行」の停車駅となる。
  • 1941年1月1日 相武台前駅に改称。
  • 1944年11月 太平洋戦争の戦況悪化に伴い、「急行」の運行が中止される。
  • 1945年6月 従来、新宿駅~稲田登戸駅(現、向ヶ丘遊園駅)間のみの運行の「各駅停車」が全線で運行されることとなり、「各駅停車」の停車駅となる。(同時に、「直通」は廃止される。)
  • 1946年10月1日準急」が登場し、停車駅となる。
  • 1960年3月25日 「通勤準急」が登場し、停車駅となる。同時に、一部の「通勤急行」と「急行」の停車駅となる。
  • 1962年10月19日 相武台工場廃止。
  • 1970年7月xx日 相武台前駅橋上駅舎化、供用開始。
  • 1971年4月16日 相武台前駅駅ビル落成。
  • 1972年12月1日 相武台前駅南口完成。
  • 1999年7月17日 一部の急行停車が休止(急行は全便通過に)。
  • 2001年3月xx日 南北出口及び改札階-ホーム階のエレベーター供用開始。(これに伴い駅舎の増築工事を行う)
  • 2004年12月11日区間準急」が登場し、停車駅となる。

大日本帝国陸軍の士官学校があった時代、駅舎内には、士官学校を視察する皇族のために、貴賓室が設置されていた。また、歴代士官学校長は、小田急線の新宿駅~本駅間を、来校時に利用したという。(その一人に、沖縄戦玉砕した、陸軍中将牛島満がいた。)

[編集] 駅名の由来

駅所在地が「高座郡座間村」であったことから、「座間駅」として開業。その後、「陸軍士官学校本科」が座間村に移転されたのに伴い、「士官学校前」に改称された(尚、「座間村」は士官学校の移転で「座間町」に町制施行した)。その後、昭和天皇が「士官学校」の別名として「相武台」と命名し、駅名も「相武台前」と改称された。(駅名改称の真の理由は、防諜上の問題であり、「士官学校前」だと、敵国が日本本土に攻撃を行う際、標的にされてしまうという事から、士官学校の別名である「相武台」を名付けた)尚、帝国陸軍士官学校本科の跡地は、現在の在日米軍キャンプ座間となっている。

「相武台」ではなく「相武台前」なのは昭和天皇の命名した相武台をそのまま利用できなかった(軍部より軍施設に関してのみ相武台とするという指示があった)ためである。このため、士官学校が解体されると地名として広く用いられるようになり、駅周辺の座間市と相模原市の地名は相武台となっている。

[編集] その他

  • 神奈川県鉄道輸送力増強促進会議は、2006年度小田急電鉄向け要望書にて、本駅の急行停車を要望している。これに対し、小田急電鉄は、「乗降人員および急行利用人員の減少」を理由に、停車させる計画はないとしている。
  • 2008年度の小田急の設備投資計画によると、今年度中に当駅に行先案内表示機が新設される予定である。

[編集] 隣の駅

小田急電鉄
小田原線
特急ロマンスカー・快速急行・急行
通過
準急・区間準急・各駅停車
小田急相模原駅 - 相武台前駅 - 座間駅

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク


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