機動隊化学防護隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
化学防護隊(かがくぼうごたい)は、警視庁機動隊の中に編成されている、化学兵器・核兵器・生物兵器・放射能兵器によるテロなどのNBC災害や化学事故対策のための救助隊のこと。
1994年に発生した松本サリン事件を教訓に、警視庁では一部の機動救助隊に、次に起こる化学テロに備えて化学防護服や化学分析器(携帯用)を装備させて訓練をさせた。
1995年に起きた地下鉄サリン事件のときは、その部隊の一部の隊員が出動している。 その後、同年に化学防護隊として正式に発足した。隊員は、陸上自衛隊化学学校で教育を受けている。
警視庁の特科車両隊、第一機動隊、第八機動隊、第九機動隊などに設置されており、隊員は機動救助隊を兼務している。
[編集] 装備
- 化学防護服
- 陽圧防護服
- ガスマスク
- 空気呼吸器
- 化学分析器
- 中和剤噴霧器
- 中和剤タンク車両
- 化学車両
- 除染シャワー
[編集] 関連記事
|
|
---|---|
消防 | 特別救助隊(レスキュー隊) | 消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー隊) | 救助機動中隊(スーパーレンジャー) | 特別消防隊 | 特別高度救助隊 | 高度救助隊 | 山岳救助隊 | 水難救助隊 | 化学機動中隊 |
警察 | 機動救助隊(レスキュー110) | 特別救助班(P-REX) | 山岳警備隊 | 山岳救助レンジャー部隊 | 水難救助隊 | NBCテロ対応専門部隊 | 機動隊化学防護隊 |
海上保安庁 | 特殊救難隊 | 機動救難士 |
自衛隊 | 航空救難団 | 救難員 | 降下救助員 | 機上救護員 |