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機動新世紀ガンダムXの登場人物 - Wikipedia

機動新世紀ガンダムXの登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

機動新世紀ガンダムXの登場人物(きどうしんせいきがんだむえっくすのとうじょうじんぶつ)では、テレビアニメ機動新世紀ガンダムX』に登場した人物の紹介と説明をする。


注意以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] メインキャラ

[編集] ガロード・ラン

Garrod Ran
本作品の主人公。15歳。父親は旧連邦軍の技術者であったらしいが、第7次宇宙戦争による大破壊によって戦災孤児となる。彼自身もエンジニアになりたかったようだが、孤児ゆえにモビルスーツ狩りやジャンク屋などで一人生計を立てていた。自称「炎のモビルスーツ乗り」(第34話より)。
A.W.(アフターウォー)15年のある時、北米のセントランジェの町でティファ・アディールという少女をバルチャー艦「フリーデン」から奪還するよう依頼され、艦内に潜入。しかし依頼人の顔を見たティファのおびえを見て依頼に背いて逃走、放棄されていたガンダムXと運命的に出会い追っ手を蹴散らす。その後はフリーデンのクルーになるが、当初は集団生活に馴染めず、ガンダムXごと脱走したこともあった。人工ニュータイプであるカリス・ノーティラスとの対決ではガンダムXのサテライトキャノンを破壊される程の完敗を喫して一時自信を失うものの、ジャミルの叱咤による導きとキッド・サルサミル開発の新兵器ディバイダー、そして自身の努力と工夫によって辛くもこれを打ち破った。かつてない強敵であったカリスとの戦い以降も、「白い死神」をはじめとするフロスト兄弟からの刺客達や、歴戦の勇士ランスローなどの猛者と幾度となく戦う。最後は宿敵フロスト兄弟とサテライトキャノンを撃ち合い、彼等の野望を阻んだ。その後は、ティファと共に新たな旅に出る。
ガロード・ランと言う名前は「我が道を行く」すなわち「我()が道(ロード)を行く(ラン)」が由来。『ガンダムX』の監督であった高松信司は、ガロード・ランというキャラクターを「過去に縛られた古い世界が終わった後に新たな世界を切り拓いていくべき少年」と語っている[1]
ガロードの服装は、高松が『ガンダムX』の前年まで監督を務めていた『黄金勇者ゴルドラン』の主人公「原島タクヤ」の服装とソックリである。このこととガロードの性格も相まって、『ガンダムX』そのものがファンの間でまれに「勇者ガンダム」と呼ばれることがある。
  • 主な搭乗機

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[編集] ティファ・アディール

Tiffa Adill
本作品のヒロイン。15歳。戦後において唯一確認されている地球上に自然発生したニュータイプの少女である。幼い頃からアルタネイティブ社等によって研究材料にされていたためか、無口で人見知りする傾向にある。その後、ジャミル率いるフリーデンに助け出される。そしてティファの能力によって、ジャミルのニュータイプ探しの旅を導いて行った。フラッシュシステムを使えるほかにも予知能力を持っており、具象化するために絵を描いているが、腕前はなかなかなものであるようだ。
後にフリーデンに来たガロードと出逢い、その時にガンダムXのサテライトシステムの初回登録を行なっている。ガロードやジャミルとの出会いと交流、そしてさまざまな経験を通して、一人の少女として心を開いてゆく。特にストーリーの後半以降はパーラ・シスにガロードとの恋仲を追求されて頬を染めたり、ガロードが戦争のことで葛藤を続けていると寂しさを表に表す等、豊かな表情・感情を見せるようになった。
決戦前夜にガロードと結ばれたことにより、自身の力を認める強さも得ている。最終決戦後は、世界を巡ることを望んだガロードと共に旅に出た。
無口なヒロインとしての描写は、ガンダムXのキャラクターたちが登場したゲーム『スーパーロボット大戦α外伝』でも見られ、フォートセバーンルート第19話においてヒイロ・ユイウイングガンダムゼロカスタムに同乗して市長官邸を脱出した際、ガンダムデスサイズヘルに同乗していたガロードからティファをゼロに乗せた理由を聞かれたデュオ・マックスウェルが、「無口な者同士だから、気が合いそうだと思ったから」と返している。また声優が同じであるという繋がりから、ミオ・サスガのファミリアに、「性格は違うが、主人とが似ている」とつっこまれていた。
また、ニュータイプ能力を示す事項として、『スーパーロボット大戦R』ではネオゲッターロボとメカザウルスの戦いを予知した。

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[編集] ジャミル・ニート

Jamil Neate
バルチャーフリーデンのキャプテン。30歳。
劇中の15年前、第7次宇宙戦争に旧地球連邦軍に所属するニュータイプ兵士として参加し、少年の身ながらガンダムXを操縦していた。当時宇宙革命軍のランスロー・ダーウェルとはライバル関係にあり、また上官に当たるルチル・リリアントに対して淡い想いを抱いていたらしい。
大戦の最後の作戦では、革命軍のコロニー落としをサテライトキャノンで迎撃するが、一部しか撃墜できずにおびただしい数のコロニーが地球に落下してしまう。そして、その惨状を背景にしたランスローと決闘の末、GXの頭部を破壊された勢いでジャミルとGXはそのまま地球に落下。決闘は相打ちに終わるが、ジャミルは、コロニー落下による地球壊滅という悲劇を自分が招いたという罪悪感がトラウマになり、「コックピット恐怖症」を抱える。それと同時に、ニュータイプ能力も失ってしまう。
とはいうものの、完全に能力を失ったわけではなく、序盤ではティファからの思念を感知する場面があるが、その際には非常な苦痛を伴う。また「声」だけではなく、ガロードが狙撃する方向と角度を特定するため、ティファが送ってきた遠隔地の映像を感知する事もあったが、その時には耳から出血もしていた。
ジャミル自身が「自分もかつては、時を垣間見る事ができた」と言っていたように、ティファの様な未来予知や能動的に何者かの存在を探知する事は、前大戦における最後の戦い以来出来なくなった。さらにフラッシュシステムの起動に関しても、完全に出来なくなった様であり、連邦軍のようなニュータイプを兵器として見ている者達にとって「力を失った」というのは、この事を指す。
戦後はバルチャーとして活躍。そんな中で、大戦中に道具の如く利用されてしまったニュータイプの保護を志しニュータイプ探しの旅を始める。その最初の対象となったのがティファであった。ガロードがフリーデンに来てからは、厳格さと寛大さを状況によって使い合わせ接する等、育成の才も窺わせる。また、そのガロードの前向きさに感化されてコックピット恐怖症を克服してからはガンダムXディバイダーで自ら出撃し、前線でフリーデンのガンダムチームの指揮をとる。またエースパイロットとしての腕も完全に甦り、フロスト兄弟も「一味違う」とたじろがせる戦いぶりを見せる。
特徴的なもみ上げとサングラスという風貌。サングラスの下の片方の目に走る傷跡は、ランスローとの相打ちの瞬間負ったものである。寡黙な上にサングラスの雰囲気もあり、容易に心の内を窺わせない人物だが、人望は篤い。フリーデンのクルーは無論のこと、バルチャーにも彼を慕う人間は多いようで、ティファをめぐってのアルタネイティブ社との戦闘では、ジャミルの私的な戦いにも関わらず、3隻ものバルチャー艦が応援にかけつけたほどである。
最終決戦では、月面の「D.O.M.E.」の言葉を聞き、ニュータイプというものに縛られていたこれまでの自分にピリオドを打ち、自分が本当に歩むべき未来を考えるようになる。その際に、サングラスを外し自分自身の眼を見せた様は象徴的であった。戦いが終わった後はフリーデンチームを解散し、サラ・タイレルと共に新連邦軍と宇宙革命軍との和平交渉に参加している。
  • 主な搭乗機
  • 指揮を執った艦船

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[編集] ウィッツ・スー

Witz Sou
ガンダムエアマスターに搭乗するモビルスーツ乗り。17歳。物語のスタート時点はフリーランスで活動しており、ティファ奪取のためにフリーデンに雇われアルタネイティヴ社を襲撃。
死んだ父の代わりに2年前より出稼ぎに出ており、母親と弟や妹たちに楽な生活をさせたいがため、金にこだわる言動が多い。貯めた金は金塊に換えていたが、フリーデンとの契約解除後、動力炉爆発の影響で金塊の隠し場所が破壊されてしまったため、その金塊を預けるためフリーデンに舞い戻り、そこで正式にロアビィと共に専属契約を結び、ニュータイプを探す旅に同行することとなる。
性格は熱血漢で、戦いでも先陣を切ることが多く、エスタルドでの戦闘に置いても参加意志を示している。最終決戦前に、トニヤ・マームに指輪をプレゼントしプロポーズをする。フリーデン解散後は、その彼女を故郷に案内する。

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[編集] ロアビィ・ロイ

Roybea Loy
ガンダムレオパルドに搭乗するモビルスーツ乗り。18歳。ウィッツ同様フリーランスで活動していたが、その後フリーデン専属となる。
クールな雰囲気を持ち、思想や政治的な関わりを嫌うようなことを言うが、フリーデンが危機に陥った際救出に駆けつけるなど、義理堅い面も見せる。長髪の美青年で、女好き。各地に口説いた女性がおり、「アフターケア」と称して、彼女達にバラの花を配るなどといったマメさを持つ。しかし、本命は自分にガンダムを譲ってくれた女性であった(後に故人となっていたことが分かる)。フリーデンとの専属契約を結んだ後は、船内に自費でレクリエーションルームを設置する、サラを口説こうとする、サラとトニヤに水着をプレゼントする…など、マイペースぶりを発揮する。一方ではガロードやティファが仲間内に馴染めるように彼なりに気を使っている場面もある。
エスタルドでの戦闘においては、戦争を嫌ってフリーデンから一時離れ、現地の女性、ユリナ・サノハラのところで生活。しかし、彼女の死を目撃して、再び戦争というものを考えるようになる。
サラに強く惹かれており、最終決戦前に気持ちを伝えるが、彼女はジャミルを選び新連邦に志願する。フリーデン解散後、理由は分からないがエニルと共にウィッツの故郷の村に現れる(最終決戦後に『意気投合』し、恋人に近い関係になったと推測される)。

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[編集] キッド・サルサミル

フリーデンのメカニックチーフを務める自称「天才少年」。まだ12歳の幼い少年ながら、ロココ(声:中村大樹)・ナイン(声:千葉一伸)達年上のメカニッククルーを束ねる。自称に恥じないメカニックとしての高い能力もさることながら、仕事に対するプロ意識が大変強く、それが彼のチーフたる立場を確かなものにしている。
機体の改造が好きらしく、常日頃から目ぼしいジャンクパーツを収集し、ガンダムXディバイダーやガンダムエアマスターバーストガンダムレオパルドデストロイの新装備の建造を行なったりしている。他にも訓練用ビットシミュレータの調整などその能力は計り知れない。改造のためなら何日徹夜しようとも仕事を続けようとするほど。一方でガンダム顔の柄の海水パンツを履くなど、年相応の子供っぽさを垣間見ることができる。
フリーデン解散後、シンゴ・モリ、ロココ、ナインやパーラ・シス等と共にジャンク屋「フリーデンIII」を営む。

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[編集] サラ・タイレル

フリーデンのオペレーターを受け持つ一方、副官のような役割も担う。19歳。一見するとキツい印象を与える容姿をしている。ジャミルの事を密かに思っていた。ジャミルがティファにこだわることから彼女に対し嫉妬心を持ち、ティファの忠告にも聞き入れないなどの面を見せるが、わだかまりが解けた後は彼女の能力を頼りにする一方、穏和な面も見せるようになる。
最終決戦前にロアビィに気持ちを打ち明けられ、ジャミルへの思いとの間で揺れ動くが、最終的にはジャミルについて行く道を選んだ。フリーデン解散後は、ジャミルと共に新連邦和平協議会のメンバーとなり、「最高のパートナー」と紹介された。

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[編集] シンゴ・モリ

フリーデンのブリッジクルーとして操舵士を担当する。20歳。ガロードがフリーデンに拘束された際は見張りを、交易の際には交渉役を務めるなど艦内では雑多な役割をこなしている模様。
いつもブリッジに居るためあまり目立った活動が無いが、操舵士としての能力は非常に優れており、フリーデンⅡに乗り換える際、マニュアルを読んだだけで操縦方法をマスターしたと言い、実際に大気圏脱出から航行まできちんとこなしているほどである。

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[編集] トニヤ・マーム

フリーデンのブリッジクルーで通信オペレーターを担当する。17歳。奔放な性格で露出度の高い格好を好む。その一方で感性が鋭く、他人を気遣う側面も持ち合わせている。
セインズアイランドでガロードと因縁があるエニルと出逢って親友になりフリーデンへの乗船を誘ったりもしているが、この時は叶わなかった。最終決戦を前にして、互いに意識していたウィッツから指輪を贈られてのプロポーズを受けて戸惑い見せたり、純粋な一面も見せている。
フリーデン解散後は、ウィッツと共に彼の故郷の村を訪れる。

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[編集] テクス・ファーゼンバーグ

フリーデン乗艦の医師(フリーデン内には、計2名の医師がいる模様)。36歳。艦の最年長者で、ジャミルやクルーの相談役など、あくまで医師としても立場を貫く。若い頃はヴェルレーヌハイネの詩を諳んじていたり、ビリヤードの腕もなかなかであるなど、意外としゃれた趣味を持っている。本人曰く戦前の恋人は天国にいる。漫画版では戦中軍医として働いており、ジャミルとはそこで初めて出会ったとされている。
フリーデン解散後、戦闘が続く野戦病院に勤務し、医師として新連邦・ゲリラの区別なく治療をおこなう。

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[編集] フロスト兄弟

シャギア・フロスト (Shagia Frost) (声:森川智之),オルバ・フロスト (Olba Frost) (声:佐々木望

兄シャギア・フロストと、弟オルバ・フロストの双生児
新連邦のエージェントとしてガンダムヴァサーゴガンダムアシュタロンに搭乗し、フリーデンクルーと度々対立する、本作におけるライバルキャラ(本人等曰く宿命のライバル)。
二卵性双生児であり(初期設定では一卵性であった可能性あり)特殊能力として彼ら同士でテレパシーによる意思疎通をすることができるツインズシンクロニティを持っていた。その能力のため連邦軍においてニュータイプ訓練を受けていたが、フラッシュシステムには感応しなかった為カテゴリーFに分類されてしまった。彼らはその事を恨み続けて、ニュータイプを至上としながら自分達を紛い物として隅に追いやった世界への復讐を志した。数々の人を踏み台にして軍中枢部に入り込み、暗躍の果てに昇進を重ねていく。
最終決戦時に、ガロードのガンダムダブルエックスと相打ちになり死亡したように見えたが、その後、ガロードとティファが立ち寄ったセントランジェの町に、車椅子に乗ったシャギアとそれに付き添うオルバの後姿が描かれている。更にコミックボンボンに連載された漫画版の最終回では2人とも五体満足の姿で、ガロードとティファの乗った列車を隠れて見送っている(ちなみに、『スーパーロボット大戦シリーズ』や『Another Century's Episode 3 THE FINAL』などのクロスオーバー作品では死亡したことになっている)。
兄弟共に冷酷だが、シャギアは比較的冷静な性格であるのに対しオルバはやや激昂し易い性格で、度々シャギアに諌められていた。また、「互いをただ一人の肉親であり味方である」と認識している故に、兄弟の絆は固い。


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[編集] エニル・エル

バルチャーに雇われていたフリーのモビルスーツ乗り。19歳。戦中から地球に潜入していた宇宙革命軍情報将校ナーダ・エルと地球の女性との間に生まれた。戦後、革命軍将校であった過去が発覚してしまった父が革命軍を憎む地球住民に殺されて以来、天涯孤独の身となって生きてきた。
とある事から見せられたガロードの写真から彼に興味を持ち、近づくも拒絶されたことでガロードを倒すことに執念を燃やす。フォートセバーンまでフリーデンを追いかけ、市長のノモア・ロングと接触を図る。その後、移り住んだ太平洋上の都市セインズアイランドで、入国管理官のマイルズからのプロポーズを受けるが、偶然入港していたフリーデンを目撃し、元の世界に戻ることとなる。
ゾンダーエプタ島でガンダムダブルエックスを偶然目撃したためフロスト兄弟に撃墜され、その際フリーデンに救助される。フリーデンがエスタルドに入港した際に退艦、セインズアイランドに戻るが、マイルズは新連邦に処刑されており、復讐のためゲリラとして戦いを挑む。その戦いの最中、宇宙革命軍の工作員と接触、革命軍に入ることを進められるが、彼らがティファをさらおうとしていることを知るとそのことをフリーデンに伝えに行き、その後、最終決戦に赴くなど、ガロード達に協力するようになる。
フリーデン解散後は、何故かロアビィと共にウィッツの故郷の村に現れる(最終決戦後に『意気投合』し、恋人に近い関係になったとされる)。

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[編集] カリス・ノーティラス

北米北部にあるフォートセバーン市出身の、市長のノモア・ロングによって作り上げられた人工ニュータイプ(強化人間)である。
潔癖な理想主義者であり、市の平和のためと信じ、自らノモアの手で人工ニュータイプとなることを選び自警団を率いて戦っていた。ガロードのガンダムXと対峙し、彼のMS、ベルティゴでガンダムXを撃破した。それと同時にティファを拉致する。だが、自分と同じ人工ニュータイプだと思っていたティファは生まれながらにニュータイプ能力を得ていたと知り、ノモアの本心にも気づいてしまう。
ガンダムXディバイダーに乗ったガロードとの再戦に敗れた後、ガロードにわざと撃たれて死のうとしたが、テクス・ファーゼンバーグの処置によって助かる。夜中にフリーデンを脱走するが、ガロードに生きろと叱咤され、初めて笑顔を見せた。しかしその直後、ノモアによって巨大モビルアーマーパトゥーリア」に生体ユニットとして組み込まれてしまうが、ガロードによって無事救出され、フォートセバーンの復興のためにも生き抜く事を誓う。後にはフォートセバーンの代表として新連邦に抵抗する武装組織に参加。一隊を率いてフリーデンのクルーたちを助け、最終決戦では共闘し、その後ガロード達の旅立ちを見送る。
人工ニュータイプ特有の後遺症であるシナップス・シンドロームには最後まで苦しめられていたが、気遣うガロードに「それもまた自分の人生だから」と認める心の強さを見せる。
名前の由来は、『海底二万マイル』に登場する潜水艦『ノーチラス号』から。
他のガンダム作品に登場する強化人間は、MIA(戦闘中行方不明)で生存未確認なTV版Ζガンダムゲーツ・キャパを除いて全員死亡している(ゲーツにも戦死説がある)のに対し、彼だけは最終話まで生存した稀有な例である。

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[編集] パーラ・シス

宇宙革命軍にレジスタンス活動をおこなう組織サテリコンのメンバー。15歳。ガンダムダブルエックスが不慣れな宇宙戦のために撃破寸前となった時にGファルコンのパイロットとしてあらわれ、ガロード・ランを救出する。年長者ばかりの中で育ったためか、快活で男勝りな性格。
サテリコン壊滅後は、ガロードと共にコロニーレーザーを撃破し仲間の仇を討った。ガロード、ティファと共に地上に戻る直前フロスト兄弟に捕らえらるがその後脱出、ジャミル達と合流することに成功する。その後はフリーデンのクルーと行動を共にする。フリーデン解散後は、キッド・サルサミルやシンゴ・モリらと共に修理工場「フリーデンIII」を開業している。自称「サテリコンの亡霊」(第34話、ガロードと連名で名乗った)。

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[編集] ランスロー・ダーウェル

Lancerow Dawell
宇宙革命軍の大佐。34歳。第7次宇宙戦争時はライラック作戦に参加し、ニュータイプ兵士としてベルティゴに搭乗していたが、作戦開始直前に当時地球連邦軍に所属していたジャミルの駆るガンダムXによって作戦を阻止され、それ以来ジャミルとは宿敵同士となる。コロニー落とし作戦ではフェブラルに搭乗し、ジャミルのガンダムXとの激戦の末、相討ちとなった。この時、ジャミルと同じくニュータイプ能力を失う。
第7次宇宙戦争後も引き続き革命軍に残り、教導部隊を率いる事となった。ニュータイプ主義の下で英雄として祭り上げられ、軍でも優遇されていたが、ランスロー自身はそのことに疑問と反発を覚えていた。そんな中、ティファがニュータイプ主義のための人材として革命軍のコロニー国家「クラウドナイン」に拉致されてくる。しかし、ニュータイプを統治の象徴、手段としか考えない総統ザイデルは能力を持つ彼女をむしろ危険視し、ティファは危険な状態におかれる。
そんなティファを、ランスローは周りから保護するようになるが、ティファの、ランスローは「ジャミルと、とてもよく似ている」という言葉を聞き、彼女とジャミルが知り合いであった事に驚いていた。ジャミルの様な、かつての能力が僅かに残っている等の描写は見られなかったが、自分を見るティファの視線は鋭敏に感じ取っていた。
MSパイロットとしての力はジャミル同様健在で、ティファ救出のために宇宙に上がったガロードとの初戦では、宇宙戦に不慣れなガロードのダブルエックスを完膚なきまでに叩き、沈黙させる。しかし、二度目の対決ではガロードがランスローに太刀打ちできるまでの戦いを見せるようになり、短期間で宇宙戦に馴染んだ事に驚いていた。またその際にガロードから、ジャミルがニュータイプを保護するために戦っていることを知らされ、強い衝撃を受ける。その事を聞いた後、ランスローは革命軍の殲滅攻撃を知らせ、ガロードを助ける。
その後ティファを救出し、革命軍のコロニーレーザーを、ザイデルをあしらった上でサテライトキャノンで破壊し、地球へと帰還するガロードを、「ジャミルには人を育てる才能もあったのか」と感慨深げに見ていた。そして新連邦軍との武力衝突の際、クラウダを駆りジャミルと合流。共にガロードのガンダムダブルエックスを援護、フロスト兄弟と親衛隊の行く手を阻んだ。また、ジャミルと共に「D.O.M.E.」の言葉を聞き、過去から解放され、新たな自分の道を考えるようになる。
最終決戦後は、新連邦軍、宇宙革命軍との和平交渉に参加している。
  • 主な搭乗機

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[編集] 新連邦

[編集] フィクス・ブラッドマン

政府再建委員会のリーダーで、新連邦政府樹立後は新連邦軍総司令官。ニュータイプを秩序を乱すものとして恐れる。物語後半のフロスト兄弟はブラッドマン直属の部下にまでのし上がっていった。ブラッドマン本人はフロスト兄弟を使いこなし、事を進めてきたつもりであったが、兄弟にとってブラッドマンもまた、利用する存在にすぎなかった。マイクロウェーブ送信施設を掌握しサテライトランチャーを使用したフロスト兄弟が宇宙革命軍総統ザイデルの抹殺に成功、ブラッドマンの覇権はなったかに見えたが、直後に自らも裏切られサテライトランチャーで消滅させられた。

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[編集] アイムザット・カートラル

新連邦政府再建委員会のメンバーで諜報統括官。太平洋上の地図に無い人工島・ゾンダーエプタ島でガンダムダブルエックスの開発を指揮する。フロスト兄弟の当初の上官で、彼等に北米大陸の情勢やニュータイプ能力者に関する情報を探らせていた。他の政府再建委員会メンバーと異なり、ニュータイプやその専用機であるガンダムを重要視、それらを新連邦の力の象徴とすることを目論み、ニュータイプ研究所と独自に接触を図ろうとするなど、野心家としての一面もあった。
フロスト兄弟のことは優秀な側近として重用していたものの、恐らく内心ではニュータイプとして認めず、「カテゴリーF」として蔑んでいたと思われる。フロスト兄弟も表面的には従順だったものの、アイムザットの内心を察して相当憎んでいたようで、フロスト兄弟の裏切りによって射殺される寸前の、アイムザットの台詞に、普段冷静でポーカーフェイスのシャギアが表情を険しく歪めたことからも、それがうかがえる。名前を英語読みすると「Im’that 」となる。

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[編集] カトック・アルザミール

新連邦軍特殊部隊隊長。フリーデン捕獲作戦を指揮する。第7次宇宙戦争のコロニー落とし作戦の時に、ジャミルが打ち落としたコロニーの中に妻子がいたため、以来ニュータイプを憎んでいる。実際は、革命軍占領時にコロニー住民は皆殺しになっており、それが逆恨みであるのを分かっていても、自分が軍人であるためにそれを認められなかった。ティファが言った「もう会えない」との言葉を覆すためにガロードと共に行動。再会した2人をかばうために銃弾を浴び満足して死んでいく。その死の間際言った言葉が、ガロードの行動に大きく影響を与える。

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[編集] デマー・グライフ

新連邦軍のモビルスーツパイロット。アフリカ戦線にて戦果をあげ、「白い死神」の異名をもつ。階級は少尉。ニュータイプ研究所から、フラッシュシステム起動の素質がある人間の一人として、フロスト兄弟の下へ送り込まれた。「白」という色に偏執的なこだわりを持ち、搭乗機体のコルレルを白色に塗装することを要求する。ガロード・ランとの決闘において常識離れしたスピードで苦しめたが、ガロードの機転をきかした攻撃に機体が倒れた後、装甲の薄さが災いしバルカン砲の一斉射撃によって蜂の巣にされ死亡する。
スーパーロボット大戦R』に登場した際、かつて「連邦の白い悪魔」(白いヤツ、白き流星とも。ゲーム中では「白い悪魔」)と呼ばれた伝説のエースパイロット、アムロ・レイと共演。「白」にまつわる異名を持つ二人の、その異名に関するやりとりが見られる。

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[編集] ドゥエート・ラングラフ

新連邦軍のモビルスーツパイロットで、「東部戦線の狩人」の異名をもつ。階級は少尉。ニュータイプ研からフロスト兄弟の下に送り込まれる。非戦闘時は心優しい青年だが、モビルスーツに乗ると獰猛な「狩人」に変貌する二重人格者。ガロード・ランとウィッツ・スーの連携攻撃に敗れるが、死の寸前に平和的な方の人格が、凶暴なもう一つの人格も自分であると認め、人格の統合を果たす。
二重人格かつ武器はワイヤー。ブギーポップ同様元ネタは菊地秀行の小説に登場する秋せつらだと思われる[要出典]
搭乗機体はブリトヴァ

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[編集] ミルラ・ドライド

新連邦軍のモビルスーツパイロット。インド戦線で活躍し、「不死身の殺人マシーン」の異名をもつ。階級は少尉。ニュータイプ研の候補者の1人。「死」に対する独特な哲学を持ち、死に対して憧れに近い感情を抱いているが、ここで言う「死」とは戦場で敵とぎりぎりまで命をせめぎあった結果に死ぬ事であるという。また、自身を「死」へと導いてくれる好敵手を探しているが、それを成し遂げられない者は無価値と断ずる。上述の2人やミルラなど、ニュータイプと目された者は皆心理学で取り上げられる症状や特異な思考の持ち主で、作中において連邦軍のニュータイプ研究所がどういったアプローチでニュータイプ研究に取り組んでるかの一端がうかがえる。ガブルの強力な装甲でフリーデンの攻撃をまったく寄せつけなかったが、ロアビィが特攻をかけて、ガンダムレオパルドで近接一斉射撃を加えたことで撃破された。機体が大破する寸前、ミルラは自分が捜し求めていたものを実感し、歓喜しながら爆散する。
搭乗機体は巨大MSガブル

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[編集] アベル・バウアー

新連邦軍のモビルスーツパイロット。太平洋戦線からフロスト兄弟の下に派遣された。階級は中尉。太平洋戦線ではセインズアイランド攻略に活躍し、エニルにとっては恋人の仇ともいえる。
上の3人同様、ニュータイプの素養ありと目されていた人物で、一見精悍な軍人風。自分のMS操縦の技量と特殊な才能(登場時点では完全に目覚めていなかったが)を鼻にかけていた節がある。実際ガロードとウィッツを同時に相手にしても、渡り合う戦いぶりを見せたが、戦闘中にフロスト兄弟は故意にバウアーを単独にし、戦闘中に死の恐怖に直面させてニュータイプ能力の発現を促すため、撤退する。窮地に陥ったバウアーは、気迫と共にフラッシュシステムの起動に成功し、ビットMSを巧みに操ってフリーデンを追い詰める。しかしティファのニュータイプ能力に助けられたガロードが、バウアーの搭乗する本体を見極め、撃破すると共に、ビットMSも動きを止める。バウアーは中破した機体で帰還するが、待ち受けていたフロスト兄弟に、連邦軍内のニュータイプの抹殺が自分達の真の目的であり、バウアーは連邦軍が欲しがっていたフラッシュシステムを起動させるだけのニュータイプにすぎないと告げられ、銃殺される。
搭乗機体はラスヴェート

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[編集] カロン・ラット

中央アジアにあるニュータイプ研究所の所長。ニュータイプを道具のように扱う女性で、フロスト兄弟に「カテゴリーF」の烙印を押した張本人。この事でフロスト兄弟は、フラッシュシステムを扱えるニュータイプを憎むようになり、カロンはフロスト兄弟の殺意を買う事になる。フロスト兄弟は、新地球連邦軍と協力して、フリーデンを拿捕する計画を提案し、ティファを欲していたカロンはそれに協力するが、実はフロスト兄弟の罠であり、新地球連邦軍は、オルバに「ニュータイプ研究所がフリーデンと内通しクーデターを目論んでいる」という嘘の情報を流されていた。ニュータイプ研究所は、新地球連邦軍の総攻撃を受け、カロンもガンダムヴァサーゴのメガソニック砲を受け死亡。

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[編集] ロマノフ

南アジア統一最高司令官。

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[編集] カザフ

第36方面軍総司令官。陸上戦艦(移動要塞)バンダール2世を指揮する。

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[編集] 宇宙革命軍

[編集] ザイデル・ラッソ

宇宙革命軍総統。ニュータイプを盲信。ニュータイプを中心に据えたニュータイプ主義を革命軍のイデオロギーとする。しかし、ザイデルは自らの権力のためにニュータイプを神格化したいに過ぎず、本当の意味でのニュータイプの力に興味など示していなかった。D.O.M.E.が機能を停止するに及んで、なおもニュータイプ主義にこだわり戦闘を続行しようとしたが、フロスト兄弟のサテライトランチャーによって乗艦ごと消滅させられ死亡した。


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[編集] ニコラ・ファファス

ニュータイプ研究所の所員。正体は宇宙革命軍のスパイであり、地球での情報収集を行っていた。新連邦の情報とティファを手土産に宇宙に帰還するが、ザイデル・ラッソのやり方に反発した事で処刑されてしまう。

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[編集] ノモア・ロング

フォートセバーン市の市長。その正体は宇宙革命軍のドーラット博士。第7次宇宙戦争時にベルティゴとパトゥーリアからなるニュータイプ部隊で地球を攻撃する「ライラック作戦」を指揮していたが、連邦軍の攻撃によって作戦が失敗し地球に不時着した。そして同じく落下したパトゥーリアの周辺にフォートセバーン市を築き、さらには人工ニュータイプ・カリスを産み出して、再起の準備を進めていた。エニルの父ナーダとは旧知の仲であった。

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[編集] アルタネイティブ社

[編集] フォン・アルタネイティヴ

アルタネイティヴ社の社長。旧連邦の技術士官だったが、大戦後、北米大陸の旧連邦の軍事施設を押さえることで、強大な力を持つアルタネイティヴ社を起ち上げた。ティファのニュータイプ能力に早くから目をつけ、その力を利用して更に自らの勢力を拡大させることを目論んでいた。監禁していたティファをフリーデンに奪われたため、奪回を試みる。

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[編集] ライク・アント

ガロードにティファ奪還を依頼しに来た謎の紳士。正体はアルタネイティヴ社の幹部でエージェント。
依頼人を意味する「クライアント」のアナグラムが名前の由来と思われるが、「アリみたい」(Like Ant)が由来とも考えられるような風体である。

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[編集] バルチャー

[編集] クロッカ

第1話に出てきた荒くれ者のモビルスーツ乗り。紫色の改造ジェニスに乗る。 物語冒頭でセントランジェの町を襲うが、ガロードの計略の前にモビルスーツを奪われてしまい、町の住民のリンチに遭う。

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[編集] ヴェドバ・モルテ

フリーの女モビルスーツ乗り。搭乗機体は赤い改造ジェニス(通称:スラッシュバッファロー)。情報屋からガンダムXの情報を買い、ガロードを襲った。

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[編集] ザコット・ダットネル

エニルが最初に組んでいたバルチャー艦艦長。火炎放射攻撃を得意とする。ガンダム強奪を狙いフリーデンに挑む。火焔放射器を使うファイヤーワラビー隊“炎の時計部隊”を部下に持つ。“灼熱の湖”での戦いで、水蒸気爆発により艦と共に吹き飛ばされる。

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[編集] グリーツ・ジョー

アルタネイティヴ社との戦闘でジャミル・ニートの応援にかけつけたバルチャー艦艦長。ジャミルに世話になった過去があるらしく、借りを返せる時を待っていた。

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[編集] ローザ・インテンソ

アルタネイティヴ社との戦闘でジャミルの応援にかけつけたバルチャー艦の女艦長。

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[編集] ロッソ・アラマント

  • 声:石田弘志

アルタネイティヴ社との戦闘でジャミルの応援にかけつけたバルチャー艦艦長。ジャミルが敬語を使う程の相手。

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[編集] ジェノス・クライシス

盗賊団の首領。第15話に登場。ジェニスで武装した部下を引き連れて村を襲っていたが、ウィッツの駆るガンダムエアマスターに撃退される。

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[編集] シー・バルチャー

[編集] ドーザ・バロイ

16 ・17話に登場しのシーバルチャー(オルク)艦艦長。イルカの脳を生体部品として使う水中センサー「Dナビ」製造のためイルカの乱獲をしていた。特殊能力を持つ白いイルカを追っていたが、その途中で現れたガンダムにも執着。ガンダムを手に入れようとするも、ガロードたちの攻撃により艦を撃破(中破)させられた。


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[編集] マーカス・ガイ

シーバルチャー(オルク)潜水艦艦長。オルバの依頼でローレライの海でGビットの探索を行い、ルチル・リリアントの眠るLシステムをも引き上げてしまう。そのLシステムとGビットとを回収に来た新連邦軍とフリーデンが交戦する中、ボートで脱出したところをオルバに機密保持のために殺されてしまった。

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[編集] ルマーク・カウト

太平洋上の都市セインズアイランド近辺で活動するシーバルチャー。女性のような物腰をしている。物語後半のエニルの機体は彼から買い取ったもの。

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[編集] エスタルド

[編集] ウイリス・アラミス

フリーデンが訪れた、南アジアの小国エスタルドの若き国家主席。民族の英雄だった前国家主席の息子。父の後を継いだばかりで、優柔不断な青年だったが、やがて指導者としての責任に目覚めていく。

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[編集] リー・ジャクソン

エスタルド軍の最高司令官。併合をせまる新連邦への抵抗戦を主導しフリーデンにも協力を依頼する。ウイッツに自分の若い頃の面影を見て気に入り、ガンダムエアマスターの修理・強化に協力する。新連邦への敗北が決定的になる中、自ら最後の出撃をし玉砕した。
この出撃は軍、中でも本人の独断で行われ、国としての新連邦への投降後に戦争責任を軍部に押し付けられるようにとの配慮もあった。

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[編集] グラント・スチュアート

エスタルドの国民議会議長。抗戦派のリーに対し和平派。新連邦への敗北が不可避になった時、ウイリス・アラミスを国外に逃がそうとする。

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[編集] ルクス・ハノマアク

前国家主席からウイリス・アラミスを託された補佐官。優柔不断なウイリスに代わり国政を主導する機会も多かったが、ひとえにウイリスの指導者としての成長を願っていた。新連邦との和平条約締結の際、自分に罪をかぶせて糾弾するようウィリスに進言した。

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[編集] ユリナ・サノハラ

エスタルドでフリーデンを一時退艦していたロアビィが身を寄せていた女性で、酒場のピアニストだった。
実は反新連邦ゲリラ組織「民族独立戦線」のメンバー。ロアビィに協力を迫る組織の幹部達に体を張って反対するなど、ロアビィを思いやる女性だったが、新連邦のゲリラ狩りによって命を落とした。

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[編集] サテリコン

[編集] トグサ・アイン

サテリコン所属宇宙戦艦ヴァローナの艦長。

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[編集] ロイザー

サテリコン司令官。

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[編集] その他

[編集] ウィッツの家族

ウィッツの故郷にいる家族。母ショーラ、長女オニミム、次男ドラッソ、一卵性双生児の次女・三女のコルトルとサエリアがいるが、末っ子で三男のバステルはコロニー風邪で亡くなっている。父親はモビルスーツ乗りに殺され、そのため母親はモビルスーツとモビルスーツ乗りを憎んでいる。
ウィッツが出稼ぎに出ていた2年間の間に、母はバーテン業の男性と再婚しており、それとウィッツがモビルスーツ乗りになっていたことが原因で母と口論となってしまうが、ウィッツがバーテン本人から母親の本心を聞いたことで和解し、それまで貯めた金塊を託した。

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[編集] 白いイルカ

ティファが予見したサンルーカス海岸にいたイルカ。人間でいえばあたかもニュータイプのような特殊な能力をもっていた。シーバルチャー達からは、嵐やオルクの襲撃前などといった不吉なことの前に現れるため非常におそれられているが、実際は、それらは仲間を守るために行った行動であった。また、数々の人間達の仕打ちにより人を全く信じず憎んでおり、ティファに対しても心を閉ざしていた。しかし、自分たちを助けるために戦うガロード達の行為を理解し、彼等に力を貸す。最初にあった時の態度や別れ際にティファの心に語った言葉から、ティファが外に目を向けるきっかけとなった。ジャミルは「本来のニュータイプはあいつといえる」と語っている。なおこのイルカは、ティファの台詞からメスであることが窺える。

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[編集] ルチル・リリアント

  • 声:かないみか(ティファの身体を使ったため。実際の声は不明)
旧連邦軍ニュータイプ部隊の教育士官であった女性。優れたニュータイプであり、またジャミルの憧れの女性でもあった。しかし革命軍との戦いで精神を破壊し尽くされた上、身体は「Lシステム」という機器の生体部品として利用されてしまう。これはニュータイプの精神波により周囲の電子機器を使用不能にするシステムであったが、敵味方問わず使用不能にしてしまう問題があり、またシステム自体輸送中にコロニー落としに伴う大津波で海底に沈んでしまう。その場所はライン川ローレライ伝説になぞらえて「ローレライの海」と呼ばれていた。
後にフロスト兄弟の依頼によりオルク(海賊)のマーカス・ガイによってGX-bitと共に引き上げられ、ティファと精神感応したことで再起動、ルチルの意識はティファの身体を借りてジャミルと「再会」した。新連邦軍の襲撃で窮地に陥ったフリーデンを救うため、ジャミルに力を貸しGX-bitを起動させる。撃退に成功したもののルチルは全ての力を使い果たし、その身体は深い海底へと葬られた。

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[編集] マイルズ・グッドマン

太平洋上の都市、セインズアイランドの入国管理局監視室の次長。性格は生真面目で実直。普通の暮らしを送ることを決心しようとしたエニルに結婚を申し込むが、エニルはガロードを追跡するために、セインズアイランドを飛び出してしまう。その間にセインズアイランドは新連邦の侵攻を受けるという戦禍に巻き込まれる。エニルが戻った時には、マイルズは他のセインズアイランドの高官達とともに既に処刑されてしまっていた。

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[編集] D.O.M.E.

D.O.M.E. ("Depths Of Mind Elevating") は月面に存在する謎の施設で、ガンダムXのサテライトシステムにマイクロウェーブを送り出す施設でもある。ここには『ガンダムX』の世界で最初に誕生したニュータイプが封じられている。「ファーストニュータイプ」とも呼ばれているその人物は生体部品としての研究のため身体は遺伝子レベルで分解され、(サテライトシステムを含む)月面基地にシステムとして組み込まれている。しかし、その意志は残っており、自らを「D.O.M.E.」と名乗ってガロード達や新連邦・宇宙革命軍の指導者達に接触、ニュータイプの真実について語り始める。
D.O.M.E.は、自分は「ニュータイプ=人類の革新」ではなく、そのようなものは幻想に過ぎないとした上で、未来を作るのがニュータイプと呼ばれるものだという考えは間違っていると語った。また、そのような考えに縛られていても未来は無いとし、ニュータイプであることに悩むティファには「ニュータイプ」という言葉を捨てることで普通の人間として暮らせると語った。そしてガロードのように未来に希望を持って行動することこそが世界を作り、新たな時代を開くことであると言い、今を生きる人々に未来を託した。
演じたのはナレーターとして当作に関わっていた光岡だが、当初は古谷徹の起用も検討されていた。最終的に光岡に決定した理由などの詳細は『機動新世紀ガンダムX』の項を参照。
スーパーロボット大戦シリーズでも重要な役割で登場している。

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[編集] 脚注

  1. ^ (『機動新世紀ガンダムX DVDメモリアルボックス』収録のインタビューより)

[編集] 関連項目

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