横浜火力発電所
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横浜火力発電所(よこはまかりょくはつでんしょ)は神奈川県横浜市鶴見区大黒町にある東京電力の火力発電所。
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[編集] 概要
1962年に1号機が営業運転を開始。その後順次増設され1968年には6号機が営業運転を開始、総出力122万5千kWの発電所として神奈川県内及び東京方面へ電力を供給していた。その後、電力需要の増加に伴い、1998年にはACC(改良型コンバインドサイクル)発電方式の発電機が2台増設され、総出力402万5千kWとなったが、2000年には1号機から3号機が、2004年には4号機が廃止され、現在の総出力は332万5千kWとなっている。 7号と8号系列においては国内事業用火力としては初めてガスタービンの起動にサイリスタ起動方式を採用した。
[編集] 電力設備
- 総出力:332万5千kW(2007年現在)
- 敷地面積:約44万m²
- 1号機(廃止、解体)
- 営業運転開始:1962年8月
- 定格出力:17.5万kW
- 2号機(廃止、解体)
- 営業運転開始:1962年10月
- 定格出力:17.5万kW
- 3号機(廃止、解体)
- 営業運転開始:1963年4月
- 定格出力:17.5万kW
- 4号機(廃止、解体)
- 営業運転開始:1963年10月
- 定格出力:17.5万kW
- 5号機
- 営業運転開始:1964年3月
- 定格出力:17.5万kW
- 6号機
- 営業運転開始:1968年6月
- 定格出力:35万kW
- 7号系列
- 1軸
- 営業運転開始:1998年1月
- 定格出力:35万kW
- 2軸
- 営業運転開始:1997年10月
- 定格出力:35万kW
- 3軸
- 営業運転開始:1997年1月
- 定格出力:35万kW
- 4軸
- 営業運転開始:1996年6月
- 定格出力:35万kW
- 8号系列
- 1軸
- 営業運転開始:1996年7月
- 定格出力:35万kW
- 2軸
- 営業運転開始:1997年2月
- 定格出力:35万kW
- 3軸
- 営業運転開始:1997年10月
- 定格出力:35万kW
- 4軸
- 営業運転開始:1998年1月
- 定格出力:35万kW
[編集] アクセス
[編集] その他
- 敷地内には「トゥイニーヨコハマ」と呼ばれるPR館があり、電気及びエネルギーに関する様々な情報を知る事ができるほか、様々なイベントが定期的に開催されている(マスコットキャラクターのグッズもここで購入できる)。
- 2本立ち並ぶ高さ地上200mの排気塔は、周辺にある横浜ベイブリッジおよび鶴見つばさ橋に合わせたライトアップを行っており、見学を希望すれば展望台まで昇ることが可能(見学については要予約)。