李禹煥
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
李禹煥(リ・ウーファン、Lee U-Fan、이우환、1936年 - )は大韓民国慶尚南道に生まれ、日本を拠点に世界的に活動している美術家。日本の現代美術の大きな動向である「もの派」を理論的に主導したことで有名である。
- 1956年、ソウル大学校美術大学を中退後、来日。
- 1961年、日本大学文学部哲学科を卒業。
- 1969年、「事物から存在へ」が美術出版社・芸術評論募集に入賞。
- 1971年、評論集『出会いを求めて』(田畑書店)を出版、国内外の美術界に影響を与える。
個展および国際展への出品多数。代表作は「点より」「線より」シリーズ。
目次 |
[編集] 受賞歴
- 1977年、第13回現代日本美術展 東京国立近代美術鑑賞 受賞。
- 1979年、第11回東京国際版画ビエンナーレ 京都国立近代美術館賞 受賞。
- 1979年、第1回ヘンリー・ムーア大賞展 優秀賞 受賞
- 1994年、日本文化デザイン賞 受賞
- 2002年、上海ビエンナーレ ユネスコ賞 受賞。
- 2001年、世界文化賞 絵画部門賞 受賞。
- 2006年、第47回毎日芸術賞 受賞
[編集] 受章歴
[編集] 著書
- 『出会いを求めて—現代美術の始源』 美術出版社、2000年。ISBN 4568201632
- 『余白の芸術』 みすず書房、2000年。ISBN 4622044234
- 『時の震え』 みすず書房、2004年。ISBN 4622071177
[編集] 画集
- 『LEE U FAN』(1986年 美術出版社)
- 『LEE UFAN』(1993年 都市出版)
- 『李禹煥全版画 1970-1998』(1998年 中央公論美術出版)