本栖湖
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本栖湖 | |
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所在地 | 山梨県南都留郡富士河口湖町、 南巨摩郡身延町 |
面積 | 4.70 km² |
周囲長 | 13 km |
最大水深 | 138 m |
平均水深 | 67.3 m |
貯水量 | 0.316 km³ |
水面の標高 | 900 m |
成因 | 堰止湖 |
淡水・汽水 | 淡水 |
湖沼型 | 極貧栄養湖 |
透明度 | 16.3 m |
本栖湖(もとすこ)は、富士山の北麓にある湖で、富士五湖の一つ。
目次 |
[編集] 概要
湖岸は山梨県南都留郡富士河口湖町(旧西八代郡上九一色村)及び南巨摩郡身延町(旧西八代郡下部町)に属するが、湖面は境界未定である。旧上九一色村では、湖面全てが村に属すると主張していた。最大水深は富士五湖で最も深く、面積は3番目の大きさ。
同じ富士五湖の西湖、精進湖と同一の水脈を有しているためか、湖水の水位が連動する傾向がある。この三湖はかつては同一の湖であったと思われる。
また、修学旅行や一般のキャンプなどでも有名である。しかし、近年では水の透明度が低下している。理由はジェットスキーやキャンプファイヤーの排水、ふん害などである。 他にもごみ問題が深刻になっている。
[編集] 利用状況
風光明媚なため湖畔周辺にはホテルや企業の研修所が並ぶほか、レジャーの場として活用されている。観光船による遊覧や、ブラウントラウトやニジマスなどを狙うフィッシングも盛ん。ヒメマスの釣り場としても知られる。静岡大学教育学部附属静岡中が毎年7月に、湖畔でキャンプを行う。
1966年から2001年まで、日本競艇協会が運営する本栖研修所や競艇の育成センターがあり、湖面を使って練習が行われていた(2001年以降は福岡県柳川市に「やまと競艇学校」として移転)。競艇界では「本栖」という言葉がやまと移転前の競艇研修所のことを指す隠語として使われていた。
ウィンドサーフィンのメッカであり、夏季には多くのウィンドサーファーが訪れる。
[編集] その他
1984年発行の旧五千円札や現在の千円札の裏に描かれている、逆さ富士が湖面に映る湖は本栖湖である。