朝霞テック
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朝霞テック(あさかテック)は、かつて埼玉県朝霞市にあった遊園地である。
[編集] 概要
ホンダグループの「鈴鹿サーキットランド」(当時:モータースポーツランド、現:モビリティランド)が経営。1964年にオープン。
園内には、プール(夏期のみ)、ゴーカート、観覧車、豆電車などがあった。また結婚式場なども併設されていた。しかし、ホンダが経営していることから、研究所用の土地が必要なことで1972年頃閉鎖された。
[編集] その後
跡地には本田技術研究所・朝霞研究所が建てられ、またロードレース世界選手権に参戦するホンダ・NR500の開発を担当した「NRブロック」の開発拠点にもなった。遊園地時代の施設の一部はかなり後になるまで残されており、NRブロックの設計室には元々結婚式場だった部屋があてがわれ、ミラーボールがぶらさがる中技術者たちがマシンの開発を行ったというエピソードが残っている。[1]
NRブロックはその後ホンダ・レーシング(HRC)へと発展し、現在に至るまでHRCの日本における開発拠点として使われている。