日本私鉄労働組合総連合会
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日本私鉄労働組合総連合会(にほんしてつろうどうくみあいそうれんごうかい、英:General Federation of Private Railway & Bus Workers Union of Japan、PRU)は日本の私鉄職員による労働組合の連合体。略称は私鉄総連(してつそうれん)。
1947年1月10日、全国の私鉄関係69組合、10万余人が参加して大阪で結成された。北海道・東北・関東・北陸・中部・関西・中国・四国・九州の9つの地方連合会(地連)がある。沖縄と、ハイヤー・タクシー専業の組合について、本部直加盟になっている。各地連の下にブロック、さらに県私鉄などの組織がある。2005年9月現在、233組合、組合員数は10万831人。
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[編集] 組織
- 私鉄北海道地方労働組合
- 私鉄東北地方連合会
- 私鉄関東地方連合会
- 私鉄北陸地方連合会
- 私鉄中部地方連合会
- 私鉄関西地方連合会
- 私鉄中国地方労働組合
- 私鉄四国地方連合会
- 私鉄九州地方連合会
- 私鉄沖縄県労働組合連合会
- 私鉄総連ハイタク協議会
また、横のつながりとして
- 青年女性協議会(青女協)
- 概ね31歳未満の組合員による組織。組合員同士の交流促進のため、スポーツ大会や交流キャンプ等を行う。以前は「青年婦人協議会(青婦協)」と称していた。規模の小さい会社の場合、合理化で若い社員が減り、青女協の組織が縮小するといった問題が発生している職場もある。
- (注)組合役員の改選時期に合わせて青女協メンバーの入れ替えを行なう。その時点で31歳になっていれば脱会することになる。通常2年に1回改選なので、タイミングによっては1~2年多くやることになる(改選時期に30歳11ヶ月なら、さらに2年後の改選時までメンバーになる)。
[編集] 主な活動・行事
本部、地連、各単組で行われている。
大手中央集団交渉による団体交渉がなくなって民鉄協抗議行動が数年後に廃止。現在は、私鉄総連激励行動のみ開催されている(主催:関東地連青年女性協議会)。
[編集] 組合歌
- 私鉄の仲間たち(私鉄総連歌)
- 嵐も吹雪も
[編集] 用語
- 中央統一交渉、中央集団交渉、対角線交渉
- 地方集団交渉、県集団交渉、バス中央集団交渉
- 春闘
- 秋闘(「しゅうとう」と読むと春闘と紛らわしいため、「あきとう」と読むことが多い)
- 職点(職場総点検運動)
- スクラム預金
- オルグ
- 三六協定(サブロク)(労働基準法第36条による)
[編集] 組織内議員
[編集] 関連項目
- 労働組合 - 日本労働組合総連合会(連合) - 日本都市交通労働組合(都市交)- 全国交通運輸労働組合総連合(交通労連、私鉄総連から見て第2組合)
- 国労
- 労働金庫
- 運転士
- 動力車操縦者
- 車掌
- 鉄道員
- 駅務機器