日の丸自動車グループ
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日の丸自動車グループ(ひのまるじどうしゃグループ)は、東京都と神奈川県(おもに横浜市と周辺地区)を中心にハイヤー・タクシー・バスの運行、自動車学校などの経営等を手がける企業グループである。
なお、鳥取県鳥取市に本社を持つバス会社の日ノ丸自動車(真ん中が片仮名)、岐阜県岐阜市に本社を持つタクシー会社の日の丸自動車、北海道帯広市の日の丸交通(北海道交運グループ)、静岡県の日の丸交通(北港梅田グループ)とは全くの無関係である。
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[編集] 概要
1950年に創業。本社は東京都文京区後楽。もともと日の丸自動車1社だけだったのが、業務拡大に伴い、日の丸交通・日の丸リムジン・日の丸自動車交通に分社化。
[編集] 営業内容
ここでは、日の丸グループの「柱」となる3種類の車両について記す。
[編集] タクシー
会社名の通り、日本の国旗である日の丸の社名灯が特徴で、ボディカラーは黄色に太めのオレンジの帯。最近では、黒一色の車両も導入している(社名灯は細長いカマボコ型で赤い「●」印と「HINOMARU」の文字)。使用車種はトヨタ・クラウンセダン(スーパーデラックスGパッケージ)を採用。ただ、従来の塗装を好む乗客のため2006年9月頃からは、若干数ではあるが新規で車両登録する際、従来の黄色を再度用いた車両もある。日の丸交通と日の丸リムジン、日の丸自動車交通が共同で運行し、主に流し営業・無線配車を扱っている。なお、日の丸リムジン(王子営業所に在籍する車両)ではそれ以外にも、大量の荷物が積載出来るワゴンタクシーの業務も行う(事前予約を中心に展開)。使用車種はホンダ・オデッセイで、現在初代と3代目の車両が混在している。また、六本木ヒルズには日本交通と合同でトヨタ・プリウス(黒塗り)のタクシーを配置している。最近ではドライブレコーダーのウィットネスを導入している。
安全装備に徹底しており、エアバッグが標準装備されていないセドリックであっても運転席エアバッグをオプションで装着している。
[編集] ハイヤー
企業で社用に使われるほか、国賓として来日する各国の要人の送迎などに使用される。
[編集] バス
観光バス事業だけでなく、お台場・丸の内・八重洲で都心を巡回する無料バスや、屋根のない2階建てバス「スカイバス東京」を運行している。
詳細は日の丸自動車興業を参照。
[編集] 営業所
- 日の丸交通
- 日の丸自動車交通
- 日の丸リムジン(ハイヤー)
- 本社(文京区後楽)※車庫機能なし
- 丸の内(千代田区丸の内)
- 赤坂(港区赤坂) 2007年10月に休止、アークヒルズ営業所に継承。現在はコインパーキングに改装。
- アークヒルズ(港区六本木)
- 銀座(千代田区内幸町)※車庫機能のみ 2007年8月に閉鎖。丸の内営業所に継承。跡地は現在改装中。
- 深川(江東区白河)※ハイヤー・ワゴンタクシー
- 王子(北区豊島)※タクシー・ワゴンタクシー 2004年12月に北区浮間から移転(当時は「赤羽営業所」の名称だった。現在はイースタンモータース浮間営業所が開設されている。)。
- 日の丸自動車興業(タクシー)※旧:富士急横浜タクシー
- 日の丸自動車興業(バス)
- 新座(埼玉県新座市野火止)
- 野田(千葉県野田市横内)
- 板橋(板橋区小茂根)※各種無料バス・スカイバスもここに配置。
- 水道橋(文京区後楽)※事務・営業のみ(車庫機能なし)
- 相模原(神奈川県相模原市清新)
- HMC大東(江戸川区北葛西)※大東観光バスを2006年にグループ化。