手淫
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手淫(しゅいん)とは、手を使って性器を刺激し性的快感を得ることをいう。
自慰(オナニー)が、自身の性的快楽を得る行為を指すのに対して、手淫は自分自身のみならずパートナーからの性的な快感を得るための行為も指す。元来は自慰(オナニー)そのものを指していた。
性行為における性的興奮を得る為に、パートナーが男性のペニスを手で掴み、その前後運動で射精させることは、俗に手コキ(てコキ)と呼ばれている。「手」で「扱(こ)く」の意。(ラテン語では"digitatio"というが、相手が女性の場合は"titilatio"という。)
- 以下は、俗に言う「手コキ」についての説明。自分の手を使って自分の性器を刺激することについてはオナニーを参照。
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[編集] 概要
性交の準備として勃起させるためだけに使用したり、避妊の為や妊娠中の夫婦間の性行為として射精まで導く事も多い。 通常、男性は性行為において能動的であるが、手コキの場合完全に受動的になる為、一味違った感覚が得られる。女性も間近で男性器に接する事が出来、射精の瞬間を目で観察して手で感じられるため、男女の愛情を高めるために欠かせないものの一つとなっている。
一般地上波テレビジョンの夫婦参加型番組[1]においても、若手女子アナウンサーが『手で愛してあげる』と婉曲な表現で夫婦にインタビューしたり、また、出演の夫婦が夫の体調がよくない時には妻が『手で出してあげる』など表現でその実際を話すこともしばしばあり、現在では一般に広く認知され実生活に応用されているものとみられる。
異性愛ペアにおいて、女性がおこなう事がほとんどであるが、男性同士でもパートナーのペニスを男性が手コキするなどという場合もある。女性との接触が禁じられた寺社で、性欲を満たすために伝えられたと言われている。
[編集] テクニック
そのまま手で握ってピストン運動させると摩擦により陰茎を痛めてしまうため、ローションや唾を使用しなければならない。但し、男性が性的興奮を感じ我慢汁を分泌させた場合はそれを利用してもよい。
単調な上下運動では射精に至らない場合もあり、強弱をつけたテクニックが必要である。
[編集] 寸止め
男性器への性的刺激を受け、射精が近くなると精巣が固く引き締まってくる。片手でペニスをしごきながらもう一方の手で精巣を触って固さを確認すれば、射精が近いか知ることができる。これを応用して、男性が射精に至る寸前にピストン運動を停止して、射精させないテクニックを『寸止め』という。ピストン運動を再開するタイミングは、勃起が解け始めた頃がよい。男性に長い時間快感を与えるための基本テクニックである。
[編集] 終了時期
やめ時は射精が完全に完了し、勃起が解け始めてからである。これより早いと男性の快感が半減し、遅過ぎると快楽的苦痛を伴う。男性が射精したときにはその精液を使って亀頭をこすり付けるようにして刺激を与えると、より強い快感を男性に与えることができる。
[編集] 射精を早める
男性が疲れていたり連続射精の場合には、刺激を加え続けてもなかなか射精に至らないときがあり、パートナーは手がだるくなってしまい不快となる。このようなときには、勃起したペニスが反り返ろうとしている方向とは逆に、手で軽く押さえつけてピストン運動するようにすると、男性器への性的刺激を強め射精へ早く導くことができる。『射精産業』と呼ばれる風俗業の女性従業員はこの種のテクニックを駆使して早く射精させようとしてくるので(射精した時点でサービス終了となるため・時間内射精無制限の店舗は除く)、客の男性は注意が必要となる。
[編集] 浮気対策
妻が夫との性交後にコンドームに溜まった精液の量や色を調べ、夫の浮気をチェックすることがしばしば行われている[2]。一般に射精の間隔が短いと精液の量も減り色も薄くなるので、浮気を知る手がかりとなる(ただし、精液の量と色は、男性の体調にも左右されるので、それだけでは浮気の確証とはならない)。特に、夫に浮気の前歴があったり、妻が嫉妬深い性格であったりする場合には、妻が夫の浮気を警戒して、毎日手コキにより夫を射精させその精液の量や色を調べることも行われる。この場合の手コキは、愛情を高めるためや快感を与えるためでなく、男性を機能的に射精させるのみである。また、中高生などの思春期の男子においては日に数回の射精を行うことも可能であるが、成人男子では毎日複数回の射精を繰り返すことはやや苦痛が伴うこともあり、妻が夫を半ば強制的に毎日射精させることで直接的な浮気抑止効果も狙っているものとみられる。
[編集] 応用
その他、○○コキの名で生殖器以外の体の部位を使って、射精を促す行為をあらわす。足コキや腋コキなどがある。
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ 夫婦交換バラエティー ラブちぇん
- ^ anan-No.1513 2006年05月24日発売号