悲別ロマン座
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悲別ロマン座は倉本聡原作・脚本によるテレビドラマ「昨日、悲別で」の舞台になった架空の建物。実際は北海道歌志内市にある旧住友上歌鉱会館。1953年に職員の厚生施設として竣工、もともとは映画上映や舞台公演の会場として使用されていた。往時は東海林太郎をはじめとする、一流歌手の歌謡ショーが行われ、大いに賑わったという。
1971年に炭鉱が閉山してから廃墟と化していたが、1977年公開の映画、「幸福の黄色いハンカチ」では若者が反戦歌を歌うシーンで使用され、その後、上述のドラマが1984年に放映されたことがきっかけとなり、地元の若者の手で改修された。以前は、期間限定ながら公開されていたが、現在は閉鎖されている。