弦楽五重奏曲第2番 (モーツァルト)
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弦楽五重奏曲第2番ハ短調K.406 (516b) は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが、自身の作曲した管楽セレナードK.388 (384b) を1787年に弦楽五重奏に編曲した作品である。
[編集] 曲の特徴
原曲の管楽セレナードは1782年7月に作曲されており、2本ずつのオーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンで編成される。この弦楽五重奏への編曲は、その5年後、弦楽五重奏曲第3番、第4番を書き上げたあとに行われた。編曲した理由は不明だが、弦楽五重奏曲第3、4番と一緒に出版するためだったのではないかとされている。時間がなかったために慌てて編曲で済ませたためともいわれる。オリジナルの曲は管楽器8本であるが、実質5声であったため、ほとんどそのままこの弦楽五重奏曲となっている。
オリジナルの管楽セレナードは、セレナーデにしては暗く深刻で緊迫した曲風である点で異色であるが、力強くドラマティックな名曲で知られる。その管楽セレナードからそのまま置き換えたこの弦楽五重奏曲も、5声ならではの緊密で凝縮された響きを持ち、やはり弦楽アンサンブルの名曲である。
[編集] 曲の構成
- 第1楽章 Allegro di molto
- 第2楽章 Andante
- 第3楽章 Menuetto in canone - Trio in canone al roverscio
- 第4楽章 Allegro