山本竜二
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
山本 竜二(やまもと りゅうじ、1958年8月19日-)は日本のAV男優、AV監督、俳優。京都府出身。
目次 |
[編集] 経歴
叔父は往年の時代劇スター嵐寛寿郎、父親は元大映俳優の殺陣師という、芸能の血筋の家に生まれる。
高校生の時から映像京都の大部屋俳優として活動する。映像京都の活動縮小に伴い上京して、事務所所属の一俳優として正式にデビューする。多くのTVドラマに出演するも、所属事務所が倒産し、仕事が激減してしまった。
他の仕事で食いつなぐうちにピンク映画関係者から声がかかり、ピンク映画に出演することとなる。演技力とキャラクターが評価され、ピンク映画で売れっ子の存在となる。以降、映画・アダルトビデオ・ゲイ・スカトロ・熟女とジャンルを問わず、俳優のほかにも監督として幅広く活躍している。一方、ポルノの対極の一般分野でも多数の作品に出演し、存在感を発揮している。
現在は役者業の他、中野区大和町で居酒屋『竜ちゃん』を経営している。
[編集] 私生活
元AV女優の大沢裕子と結婚したが、後、離婚。結婚前に、大沢とスカトロ作品に出演しない事を約束していたが、「平凡パンチ」に山本の特集記事が掲載され、スカトロ作品への出演を続けていたことが大沢に知れてしまった。大沢に「私とうんこ、どっちをとるの!?どっちかにして!」と責められた結果、うんこをとったという[1]。
[編集] 特徴
スカトロ作品に多く出演しており、同業者の加藤鷹は「多分、世界一うんこを食べている」と評してる。スカトロ作品を自ら監督する事もあり、その内容は段々と過激になっている。それは制作会社のスタッフも引いてしまうほどで、「企画書は出さなくていいので、口頭で内容を教えてください」と言われたり、却下されてしまう事もあるという。[1]
気が小さく、強面の人が苦手。暴走族やその類が大の苦手だが、よく絡まれる。[1]
対応ジャンルの幅広さを証明するエピソードとして、ある日AV撮影のためにスタッフが用意したワゴンに乗り込んだところ、女優の姿が見えず、不安に思った山本がスタッフに確認しようとしたところ、車の後部から「コッコッコッコッコ…」と鶏の鳴き声が聞こえてきたというものがある。 (このネタはビートたけしほか、多くの人達が山本のキャラクターを語る際に引用している)
[編集] GyaOジョッキー出演時に語られたエピソード
加藤鷹が司会を務める番組「加藤鷹のオマーン★コーナーキック」(GyaO)で加藤がよく山本の事を取り上げていた。その為、山本は出演する事になり、山本が出演した回は「スカトロ 竜二 ナイト」と題し放送された。
加藤の口からはスカトロ作品に多く出演している事が語られた。山本は出演時に「うんこは幸運の女神」と語ったり、「俺は外見よりも体から出てくるものに興味がある」とレギュラー出演者の長谷川瞳の水着姿に興味を示さなかった。
本人曰く、妥協を許さない性格。ある撮影で生理の血が必要になったが、AV女優の生理が遅れ撮影当日に本物の血が使えない事になった。しかし、山本はその女優の生理がくるまで待ち、後日、撮影した。因みにその時撮影したAVはスカトロ作品でその血で紅茶を入れて飲んだという。
ニューハーフ好きである。山本は日本で初めてビデ倫を通したニューハーフのAV作品を監督した人物である。また、日本に"シーメール"という言葉を広めた人物でもある。因みにそのニューハーフAVには加藤鷹が出演している。
「トップランナー」(NHK)のオープニング映像に出演した事がある。出演した経緯はオープニングを制作した制作会社の人が山本のファンであったため。山本の出演はNHKの人間には知らされていなかった様で、出来上がった映像を見て、山本が出演している事を知ったNHKのスタッフは即座に出演NGを出したという。しかし他の映像に差し替える事も難しかったため、NHKは放送日を1週間ずらし、放送時間を繰り下げて放送するという措置をとった。ただし、NHKのドラマ出演は少なくなく、善良なおまわりさんの役などが多い。
アラカンの甥という血筋は数多い七光りタレントのいずれをも優に凌ぐ毛並みであるが、実際は七光りというほどの恩恵は受けていないことや、仕事がらもあって表に出すことは少ない。唯一の例外がピンク映画「超過激本番・失神」で、七変化でヒロインの危機を救う正体不明ヒーローの扮装として、きっちり叔父の持ち役である鞍馬天狗と明治天皇を演じた。
町を歩いていたら、暴走族にからまれ横付けしてきた車に乗っていた怖い男性に「お前、うんこ食ってるだろ!」と叫ばれた事がある。
俳優として一般作品にも出演しているため、スカトロ作品への出演が出来なくなった時期があり、「山本竜二はうんこを食べ過ぎて死んだ」という死亡説が流れた事がある。その為、死亡説が流れた後に町で会ったファンに「生きてて良かった!」と感動された事がある。
スカトロ作品に出演している割には、極度の潔癖症であり、スカトロ作品の撮影が終わると人一倍うがいや手洗いを繰り返す。
[編集] 出演作品
[編集] ポルノ
[編集] 一般
- どついたるねん(映画)
- ウルフルズ(「明日があるさ」PV)
- とんねるずのみなさんのおかげでした(TV)
- 実写版まいっちんぐマチコ先生 Go! Go! 家庭訪問!!(DVD)
[編集] Vシネマ
- 難波金融伝 ミナミの帝王 システム金融(1999年)
- 工業哀歌バレーボーイズ(2006年)
[編集] テレビドラマ
[編集] 脚注
- ^ a b c 「加藤鷹のオマーン★コーナーキック」(GyaO)