大嵐駅
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大嵐駅 | |
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駅舎(2006年9月) |
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おおぞれ - Ōzore | |
◄水窪 (6.5km)
(3.0km) 小和田►
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所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | 飯田線 |
キロ程 | 80.8km(豊橋起点) |
所在地 | 静岡県浜松市天竜区水窪町 |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
29人/日(降車客含まず) -2006年- |
開業年月日 | 1936年(昭和11年)12月29日 |
備考 | 駅員無配置駅 |
大嵐駅(おおぞれえき)は、静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家にある東海旅客鉄道(JR東海)飯田線の駅である。特急「伊那路」、快速列車は通過し、普通列車のみ停車する。 駅名の読みが難しい事もあり難読駅名の駅でもある。 豊橋側の大原トンネルは飯田線で最長 (5,063m) である。
目次 |
[編集] 駅構造
1面2線の島式ホームと側線を持つ地上駅。無人駅である。トンネルに挟まれており、分岐器もトンネル内にある。(大原トンネル側は佐久間ダムにより水没した旧線の付け替えのため急カーブとなっている)
旧富山村が東京駅を模して建設した駅舎がある。この駅舎は「みんなの休む処」と名付けられている。
- のりば
1 | ■飯田線 | (下り) | 天竜峡・飯田・辰野方面 |
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2 | ■飯田線 | (上り) | 水窪・中部天竜・豊川・豊橋方面 |
[編集] 駅周辺
駅は静岡県浜松市天竜区にあるが、愛知県北設楽郡豊根村富山地区(旧富山村)への玄関駅となっている。駅前にある鷹巣橋を渡ると豊根村富山地区となる。
- 天竜川
- 静岡県道288号大嵐佐久間線 - 旧線を転用した道路。トンネルも残っている。
とても山深い場所に位置し、鉄道によるアクセスが容易であるのに対して、道路による他地域とのアクセスが非常に不便である。このため、新聞輸送や郵便配達に飯田線の列車が用いられている。郵便は愛知県でありながら、静岡県の日本郵便天竜支店水窪集配センターによって行われており、社員は郵便物が入ったリュックを背負い、電車から降りると、駅前に停めてあるバイクに積み込んで配達に向かう。
[編集] バス路線
- 豊根村営バス 富山線 (大嵐駅~支所前~漆島)
- 平日のみ運行。
- 富山村が豊根村と合併する前から路線図に載っていない無料の村民バスとして存在していた。
[編集] 歴史
- 1936年(昭和11年)12月29日 - 三信鉄道の駅として開業。一般駅。
- 1943年(昭和18年)8月1日 - 国有化、国鉄飯田線の駅となる。
- 1955年(昭和30年)11月11日 - 佐久間~大嵐間経路変更に伴い、構内配線を変更。
- 1971年(昭和46年)12月1日 - 貨物・荷物の取扱を廃止(旅客駅となる)。
- 1984年(昭和59年)2月24日 - 飯田線CTC化に伴い無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道の駅となる。
- 1997年(平成9年)8月20日 - 新駅舎完成。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
飯田線 |
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