多摩テック
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多摩テック(たまテック、Tama Tech)は、東京都日野市にあるモータースポーツをテーマにした遊園地及び温泉施設。本田技研工業株式会社系列の株式会社モビリティランドが運営。
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[編集] 概要
所在地は、東京都日野市程久保5-22-1。最寄り駅は京王電鉄動物園線と多摩都市モノレールの多摩動物公園駅で、駅前から出ている多摩テック直通の無料送迎バスで約5分(バスに乗らず徒歩ならば約15分)。また、JR中央線の豊田駅北口と京王相模原線・小田急多摩線の多摩センター駅を結ぶ京王電鉄バスが、坂の下の少し離れた場所にあるバス停「多摩テック・温泉入口」を通っている。なお、このバスは休日の開園時間帯(多少ずれがある)には、遊園地入口前の「多摩テック」バス停まで坂を登る。
1961年に本田技研工業系列のモータースポーツの遊園地としてオープン。ちなみに初代所長は当時ロードレース世界選手権(WGP)の250ccクラスで日本人として初優勝を遂げたばかりの高橋国光氏。その後、運営会社は鈴鹿サーキットの運営も行うようになる。
もともとは遊園地のみの施設であったが、掘削したところ温泉が湧出したため、1994年から温泉施設「クア・ガーデン」がオープンしている。多摩テック自体が高台にあるため、露天風呂からの日野・立川方面の眺望は昼夜ともに非常によい。また、フィットネススタジオや水着着用の温水プール(25m×4コース、子供用プール、ジャグジーなど。追加料金が必要)もあるので、入浴以外にも水泳などの運動が可能。
遊園地「モートピア」と温泉施設「クア・ガーデン」は入り口が離れており、両方の入り口と多摩動物公園駅(休日は高幡不動駅)を回るシャトルバスが出ている。
テレビドラマの撮影地として、金曜ナイトドラマ『雨と夢のあとに』最終話で使われた。 また同じくのテレビドラマ撮影地として、火曜ナイトドラマ『花嫁とパパ』のデートシーンとして多摩テックが使われた。
[編集] 主な施設
[編集] 遊園地「モートピア」
- 遊園地エリア
- フォーミュラプラス
- ハイパーカート
- ロードスター
- キッズドライブ
- キッズバイク
- 大観覧車トップキャビン
- スペースショット
- アクロエックス
- コチラちゃんのプッチタウン
- トライアルパーク(中学生以上)
- キャンプ場(チララちゃんのホリデーロッジ)
- ロックガーデンプール(夏期のみ)
- アドベンチャーズプール
- スラーダープール
[編集] 天然温泉「クア・ガーデン」
- 温泉施設(男女別)
- 露天風呂
- 大浴場
- サウナ
- お食事処めーぷる
- 温水プール(水着着用)
- ジャグジー(水着着用)
- 中国レストラン「楼蘭」
[編集] 沿革
モビリティランドの項も参照。
- 1961年2月 株式会社モータースポーツランド(東京都中央区)として設立。
- 1961年10月 多摩テック営業開始。
- 1962年6月 株式会社テクニランドに商号変更。
- 1962年9月 鈴鹿サーキット完成。
- 1968年4月 株式会社ホンダランドに商号変更。
- 1987年6月 株式会社鈴鹿サーキットランドに商号変更し、三重県鈴鹿市に本店移転。
- 1994年12月 天然温泉「クア・ガーデン」オープン。
- 1997年9月 中国レストラン「楼蘭」オープン。
- 2000年5月 本社東京事務所を三重県鈴鹿市へ移転。
- 2006年3月 本田技研工業が完全子会社化。
- 2006年6月 株式会社ツインリンクもてぎと合併し、株式会社モビリティランドとなる。