城下かれい
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城下かれい(しろしたかれい)は、大分県速見郡日出町の日出城(暘谷城)下の海で漁獲されるマコガレイ。この付近では海中から清水が湧き出ており、海水と真水が混じる汽水域で成長する城下かれいは、泥臭さがなく、味は淡白かつ上品で、古くから高級魚として珍重されている。
[編集] 概要
城下かれいは、肉厚で、頭が小さく、尾ヒレが広く角張っていないといった形態上の特徴を有し、他で漁獲されるマコガレイと区別される。その美味は古来より知られており、江戸時代には武士しか食べることができず、将軍への献上品とされて珍重されていた。
毎年5月には、日出町で城下かれい祭りが開催され、各種のイベントが行われており、城下かれいを安価に味わうことができる。