地域医療支援病院
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
地域医療支援病院(ちいきいりょうしえんびょういん)は平成9年4月の医療法の第3次改正で制度化された医療機関の機能別区分のうちの一つ。
[編集] 制度の趣旨
目的としては、地域の病院、診療所などを後方支援するという形で医療機関の機能の役割分担と連携を目的に創設された。都道府県知事によって承認される。特定機能病院とは性質が異なっている。二次医療圏当たり一つ以上存在することが望ましいとされている。
[編集] 承認条件
- 病院の規模は原則として病床数が200床以上の病院であること。
- 他の医療機関からの紹介患者数の比率が80%以上(承認初年度は60%以上)であること。あるいは紹介率40%以上かつ逆紹介率60%以上であること。
- 他の医療機関に対して高額な医療機器や病床を提供し共同利用すること。
- 地域の医療従事者の向上のため生涯教育等の研修を実施していること。
- 24時間体制の救急医療を提供すること。
- 施設の構造が耐震等の必要な構造を有していること。
[編集] 関連項目
- 病院 / 大学病院 / 特定機能病院 / 関連病院 / 東京都災害拠点病院 / 総合病院 / 救急指定病院 / 自衛隊病院 / 警察病院
- 診療所 / 診療科 / 医院 / 薬局
- 医療法 / 医療 / 救急医療 / 救急医学 / 災害医療 / 応急手当 / 高度先進医療
- 医学 / 歯学 / 薬学
- 医師 / 歯科医師 / 救急医 / 救急救命士 / 赤十字救急法救急員 / 薬剤師 / 看護師 / 臨床検査技師 / 臨床工学技士 / 診療放射線技師 / 歯科衛生士 / 介護助手 / 歯科助手 / 軍医 / 衛生兵 / 医官
- 日本赤十字社 / 日本救急医学会 / 日本医師会 / 医療法人
- 厚生労働省 / 福祉 / 介護