土本武司
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土本 武司(つちもと たけし、1935年1月4日 - )は、検察官出身の刑事法学者。白鴎大学法科大学院長、同大学院法務研究科長。筑波大学名誉教授。法学博士(中央大学、1987年)(学位論文「過失犯の研究」)。岐阜出身。
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[編集] 人物
実務に通じた綿密な刑事訴訟法理論で著名である。マスコミに直接コメントすることの少ない検察にかわってスポークスマン的役割を果たしている。また、死刑制度の維持や厳罰化などについても積極的に発言している。大学在学中に司法試験に合格し、牧野英一に師事する。五十嵐一・筑波大学現代語・現代文化学系助教授が殺害された事件では第一発見者となる。
日本の刑事訴訟法学者としては、河上和雄と並び、もっとも職権主義的な立場を強くとっている。産経新聞「正論」など保守系論壇での寄稿が目立つ。
また渥美東洋とは、学生時代机を並べて研究した仲である。
[編集] 来歴
[編集] 主要職歴
- 1960年 検事任官
- 東京地方検察庁検事
- 東京高等検察庁検事
- 法務総合研究所研修第三部長
- 最高検察庁検事
- 1988年 筑波大学教授
- 筑波大学社会学類長
- 筑波大学名誉教授
- ライデン大学客員教授
- ユトレヒト大学客員教授
- 帝京大学法学部教授
- 白鴎大学法科大学院教授、帝京大学客員教授
- 白鴎大学法科大学院長、同大学院法務研究科長
[編集] 著書
- 『刑事訴訟法要義』(有斐閣)
- 『刑事訴訟法入門』(共著 有斐閣)
- 『条解刑事訴訟法』(共編 弘文堂)
- 『証拠は語る』(東京法令出版)
- 『法の学び方・考え方』(共著 東京法令出版)
- 『刑法教室総論』(東京法令出版)
- 『現代刑事法の論点・刑法編』(編著 東京法令出版)
- 『現代刑事法の論点・刑事訴訟法編』(編著 東京法令出版)
- 『図解刑法』(立花書房)
- 『図解刑事訴訟法』(立花書房)
- 『民事と交錯する刑事事件』(立花書房)
- 『行政と刑事の交錯』(立花書房)
- 『航空機事故と刑事責任』(判例時報社)
- 『最新公職選挙法罰則精解』(日本加除出版)
- 『過失犯の研究』(成文堂)
- 『犯罪捜査』(弘文堂)
- 『企業犯罪』(令文社)
- 『正義への執念』(日本放送出版協会)