回診
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回診(かいしん)とは、病棟の入院患者のもとを医師が巡回して診療することである。文脈によって、二通りの意味がある。
- 病棟医が日常業務として担当患者を診察して回ること。
- 診療部門の責任者が、診療状況の把握とチェックのために診察して回ること。医師同士が、互いの担当患者の状況を把握する意味もある(当直帯での急変など、担当以外の患者を診察する機会は少なくない)。
特に、2.の場合はチェックに重点が置かれるため、診察する行為自体は形式化していることもある。主治医からのプレゼンテーションのみ行い、診察を省略したものは「カルテ回診」、「チャート回診」などと呼ばれる。