吉野町
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古代より宮滝に離宮が置かれ、平安以降は桜の名所となった。
昔から近隣の山からの材木の集散地である。
2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」がユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。
目次 |
[編集] 地理
吉野郡の北側に位置し、全地域が山であるが、吉野川に沿った部分だけには、比較的平らな土地が細長くあり、道路、鉄道、民家が集まっている。
[編集] 自然
[編集] 隣接している自治体
[編集] 人口
- 2007年10月1日現在 : 9,380人
- 人口増加率(2002年→2007年) : -13.8%
[編集] 歴史
- 古事記・日本書紀には神武天皇東遷の通過地として登場する。
- 古代の宮都である飛鳥・藤原京・平城京の真南に位置し、山紫水明の地であることから、応神天皇を始めとする天皇・貴族の遊興の地であった。特に持統天皇の行幸は多数回にわたっている。
- 天武天皇が、天智天皇崩御の直前隠遁し、のちこの地から挙兵した。(壬申の乱)
- 奈良時代に役行者が、この地で修験道を開いた。
- 平安時代中期に藤原道長が金峰神社に訪れている。
- 平安時代末期の源平争乱の折には、源義経が兄源頼朝の追及から逃れるため、この地を経由して奥州平泉へ逃走した。
- 鎌倉時代には、歌人の西行が隠居した
- 南北朝時代には、南朝の拠点で、後醍醐天皇が朝廷を開いた。
- 安土桃山時代には、豊臣秀吉が「吉野の花見」を行った。
[編集] 行政
町長:北岡篤
[編集] 地域
[編集] 経済
吉野地方では、平安時代以前から、下市、市尾と共に最も上流に位置する市場として栄えたのが上市であり、奥吉野との交通の要衝でもあった。その後も下市は下市町、上市は吉野町の中心として栄えたが、戦後、道路が整備されて来ると、上市へ出るより直接、橿原市にアクセスする方が便利になり、中心地の轟地区などは衰退している。桜時期の花見やハイキングなどの観光と落ち込んではいるが林業が主産業である。
[編集] 交通
[編集] 鉄道
[編集] バス
[編集] 道路
[編集] ロープウェイ
[編集] 観光
[編集] 関連項目
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