反陽子
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反陽子(はんようし)とは、陽子(ようし、プロトン)と質量とスピンが全く同じで、逆の電荷、すなわち-1の電荷を持つ反粒子である。
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[編集] 発見
反陽子は1955年にセグレとチェンバレンによってカリフォルニア大学バークレー校の加速器ベバトロンを使った実験で最初に発見された。
[編集] 性質
反陽子は、陽子と衝突すると対消滅を起こして数個のパイ中間子などになる。
[編集] 実験
反陽子は反物質であり、自然には地球上に存在しない。 高エネルギーの粒子が飛び交う宇宙空間や、加速器を用いた実験施設等で生成される。
加速器で生成した反陽子を用いた実験には以下のものがある。
また、宇宙空間で生成された 宇宙線反陽子の観測実験も行われている。
- 低エネルギー宇宙線反陽子観測実験