厚木駅
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厚木駅 | |
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厚木駅駅舎。小田急とJRの共用となっている。 (2007年3月8日撮影) |
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あつぎ - Atsugi | |
所属事業者 | 小田急電鉄(小田急) 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所在地 | 神奈川県海老名市中新田 |
電報略号 | ツキ* |
駅構造 | 高架駅(小田急) 地上駅(JR東日本) |
ホーム | 2面2線(小田急) 1面1線(JR東日本) |
乗車人員 -統計年度- |
(JR東日本)6,371人/日(降車客含まず) -*- |
乗降人員 -統計年度- |
(小田急)19,925人/日 -*- |
開業年月日 | 1926年(大正15年)5月12日 |
乗入路線 2路線 | |
所属路線 | ■小田急小田原線 |
キロ程 | 44.1km (新宿起点) |
◄海老名(1.6km)
(1.3km)本厚木►
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所属路線 | ■相模線(JR東日本) |
キロ程 | 14.2km (茅ヶ崎起点) |
◄社家(2.6km)
(1.7km)海老名►
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備考 | 共同使用駅(管理は小田急電鉄) *電報略号はJR東日本のもの。 **JR東日本は2006年、小田急は2007年 |
厚木駅(あつぎえき)は、神奈川県海老名市中新田55にある、小田急電鉄・東日本旅客鉄道(JR東日本)・相模鉄道の駅。小田急電鉄の管轄駅(小田急とJRの共同使用駅)である。
駅名は「厚木」であるが、厚木市ではなく、「海老名市」に所在する。ちなみに、厚木市は海老名市から相模川を隔てたところにある。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
- 小田急電鉄
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 相模鉄道
[編集] 駅構造
小田急とJR東日本が改札口を共用しており、自動改札機はすべて小田急のものを使用している(Suica・PASMOに対応。相模線を利用する場合に限りICOCA・TOICAも利用可能。)。
[編集] 小田急電鉄
相対式ホーム2面2線の高架駅である。準急も停車するため、ホームは10両対応となっている。改札口は新宿側の先端の1か所。
毎年8月に開催される「あつぎ鮎まつり」の際には、臨時に急行も停車する事がある。
トイレは中2階にあったが、最近になって下りホームに移転した。従来トイレがあった位置には多目的トイレを設置する工事が行われている。また、JR側にはトイレがないため、JR利用者も小田急側のトイレを利用する事になる。
現在、改札口と中2階・ホームとの間にエレベーターを設置する工事が行われ、2008年度中にエレベーターと多目的トイレの他に上りホームにホーム待合室を設置する予定である。
[編集] のりば
1 | ■小田原線 | 本厚木・小田原・箱根登山鉄道線 箱根湯本方面 |
2 | ■小田原線 | 町田・新百合ヶ丘・新宿・○千代田線直通 大手町・北千住方面 |
[編集] JR東日本
2007年3月10日までは改札口から線路を越えたところにホームがあり、構内踏切を有していた。この構内踏切は手動式で、電車が来る時は駅員が接近放送を行った後に遮断機を下ろしていた。だが、翌11日から横断踏切が撤去され、側線の跡地(線路は撤去されていない)にスロープを配した新しいホームの使用を開始したので、小田急との乗り換えの利便性が向上し、バリアフリーに配慮された構造となり、駅員の接近放送や遮断機下ろしもなくなった。なお、同月18日からの首都圏ICカード相互利用サービス開始に伴いSuica・PASMOを利用するための簡易改札機が設置されており、JRの利用者は小田急との乗り換えやJRのみの利用共にICカードをタッチする事になっている。また、新ホーム開業に伴い旧ホームは閉鎖され、「このホームは使用していません。」と表記された張り紙が設置された。
なお、ホームのある地点は「厚木乗降場」と称されており、駅の中心となる本屋は北側に広がる操車場部分である。海老名駅の開業以前は本屋で列車交換や列車の夜間留置が行われ、当駅から橋本・茅ヶ崎へ向かう区間列車も存在していた。
国有化前の相模鉄道時代は相対式ホーム2面2線の交換可能な駅だったが、国有化と同時に小田急との乗り換えの利便性を高めるためホームのみを南に移設した。このため、列車交換が行われなくなったのにも拘らず、現在も海老名寄りで上り列車は東側の、下り列車は西側の線路を通過している。
なお、旧厚木駅駅舎は現在「厚木提携販売センター」というJR東日本の営業所となっている。法人向けの営業を担当する部署であるが、JRの乗車券類(マルス発券が可能な高速バス乗車券なども含む)であれば、個人の乗車券類購入も可能である。
新ホームが設置される以前は相模線の複線化を促す看板が設置されていた。
[編集] 利用状況
- 小田急電鉄 - 2007年度の1日平均乗降人員は19,925人(全線70駅中51位)である。1982年度の1日平均乗降人員は15,681人で(当時の全線67駅中48位)、1982年度から2007年度までの増加率は127.1%となる。
- JR東日本 - 2007年度の1日平均乗車人員は6,371人である。
[編集] 駅周辺
- 小田急マルシェ厚木
- 相模川
- 海老名市立青少年会館
- 海老名運動公園
- 海老名市立有鹿小学校
- 海老名市立海西中学校
- 神奈川県立海老名高等学校
- 神奈川県立中央農業高等学校
- 日本ミルクコミュニティ海老名工場
- 静岡中央銀行厚木支店
- 厚木自動車学校
[編集] 歴史
- 1926年(大正15年)5月12日 - 神中鉄道線(現在の相模鉄道)の厚木駅が開業。厚木町(現・厚木市)まで延伸する事を前提に、駅のなかった厚木町の承諾を得て「厚木」と付けられた。現在よりも北側にホームがあった。
- 1926年(大正15年)7月15日 - 神中鉄道厚木駅構内に相模鉄道(現在のJR相模線)の厚木駅が開業。一時的に直通運転も行われていた。
- 1927年(昭和2年)4月1日 - 小田原急行鉄道の河原口駅が開業。「相模川の河原」を指す「河原口」という当地の大字が付けられた。
- 1928年(昭和3年)5月 - 相模鉄道が相模川河畔の中新田地内で砂利採取を開始。これに伴い砂利採取線(後述)を敷設。
- 1929年(昭和4年)2月 - 神中鉄道が路線を延長し、厚木駅構内扱いとして中新田口乗降場を小田原急行鉄道の河原口駅の隣に開業。
- 1931年(昭和6年)4月29日 - 相模鉄道が橋本駅まで開業。
- 1937年(昭和12年) - 海老名国分駅(後に海老名駅)と中新田停留場(後に社家駅)を結ぶ短絡線が開業(詳細は後述)。
- 1941年(昭和16年)3月1日 - 小田原急行鉄道は親会社に当たる鬼怒川水力電気へ合併し、小田急電鉄と改称。
- 1941年(昭和16年)11月25日 - 神中鉄道海老名駅の開業に伴い同社厚木駅の旅客営業が廃止(但し、海老名駅を介して小田急の相模厚木駅〈現・本厚木駅〉までの乗り入れをこの日から開始し、当駅〈河原口駅〉での乗り換えが可能であった。しかし、小田急の河原口駅と相模鉄道の厚木駅は400m程離れており、乗り換えには不便を強いた。)。同時に厚木駅~中新田口乗降場が廃止され、中新田口乗降場も廃止となる。神中鉄道発足時からの悲願であった厚木町(現・厚木市)乗り入れを他社線直通運転ながら達成したが、皮肉なことに厚木駅を通らないことになった。
- 1942年(昭和17年)5月1日 - 小田急電鉄は吸収合併され、東京急行電鉄(大東急)となる。
- 1943年(昭和18年)4月1日 - 相模鉄道が神中鉄道を合併。(東急主管によるもの)
- 1944年(昭和19年)6月1日 - 相模鉄道相模線が国有化され、国鉄相模線となる。同時に東急河原口駅至近に厚木乗降場(参考)を新設し、厚木駅本屋の旅客扱いを廃止。国鉄と東急の改札口を共同使用することとなったため、東急の河原口駅が厚木駅に改称。
- 1948年(昭和23年)6月1日 - 東京急行電鉄から小田急電鉄が分離し、再発足する。
- 1971年(昭和46年)7月13日 - 相模川橋梁の架け替え工事完成に伴い、上り線を新駅に移行。8月には下り線も新駅に移行。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 国鉄駅での貨物取り扱いが廃止。但し相模鉄道と国鉄(後のJR貨物)との貨物連絡運輸は現在まで継続。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、相模線の駅はJR東日本の駅となる。
- 2007年(平成19年)3月11日 - 相模線ホームを移設、構内踏切を撤去。
[編集] 砂利採取線
駅構内から茅ヶ崎方へ向かい、相模川の川岸にある相模興業の敷地内まで砂利輸送用の専用線があり、その先にはトロリー線もあった。現在の静岡中央銀行厚木支店の東側から分岐し、坂本祭典厚木斎場の建物の場所・マンションと駐車場の間の道・県道を横切り、相模興業の敷地に至っていた。開業時は相模鉄道が砂利採取を行っていたが、1931年以降は相模興業に委託していた。
[編集] 短絡線
戦時体制において東海道本線が攻撃された場合に相模湾方面と東京都心をつなぐ路線を確保するために小田原急行鉄道(現在の小田急電鉄)小田原線と相模鉄道(現在のJR)相模線を結ぶ事を国から要請されていた。それに応えてできたのがこの短絡線である。
現在のURえびな団地とえびな幼稚園の間より若干新宿寄り(北緯35度26分40秒東経139度22分51秒付近)で小田原急行鉄道小田原線から分岐し、URえびな団地の北西側・フェルキー厚木(マンション)・小田急電鉄厚木変電所の南東の道・桜接骨院・ごみ集積所を通り、坂本祭典厚木斎場の東側で相模鉄道相模線に合流していた。小田原急行鉄道小田原線の河原口駅構内扱いであったが、この短絡線は小田原急行鉄道小田原線の河原口駅のホーム・相模鉄道相模線の厚木駅のホーム・前記の砂利採取線へ直通する路線ではない。
短絡線使用後も小田急線の側線として残され、変電所車が留置されて仮設変電所とされていた時期がある。
[編集] その他
- 小田急厚木駅の1番線(下り線)プラットホームの小田原寄りから線路と反対側の下を見た所と、小田急の線路とJRの線路が立体交差する地点の南東側(海西交番から相模線を挟んだ反対側)に、相模川橋梁架け替え前の旧線の橋脚が残っている。
- 相模川橋梁架け替え前の小田急厚木駅跡地には、小田急マルシェ厚木が建てられている。
- 神奈川県鉄道輸送力増強促進会議は、2006年度の小田急電鉄向け要望書にて、海老名市にあるにも拘らず当駅が「厚木駅」と名乗っている事から駅名の改称を要望している。これに対し、小田急電鉄は「駅名変更計画は、現在のところない。」としている。
- 当駅は海老名市内に立地しているため、実際に厚木市内にある本厚木に対する意味で「偽厚木」「嘘厚木」などと揶揄される事もある(鉄道路線や駅・施設に関する俗称を参照)。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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