分配算
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分配算(ぶんぱいざん)は、ある物を配ったり分けたりする行為により派生する、「比」や「和・差」を利用して解く問題。(1)・(2)…といった丸に囲まれた数字を利用して解くのでマルイチ算とも言う。算数の文章題の一つ。
[編集] 例題
おかしが何個かあります。これをA君、B君、C君の3人に分けます。まず10個ずつ配りました。そして、残りを3:4:5の比に分けてA君、B君、C君にそれぞれ配りました。すると、B君とC君のおかしの個数の比は9:10になりました。A君は何個おかしをもらいましたか。また、おかしは全部で何個ありましたか。
[編集] 解答例
- A、B、Cが10個のあとにもらったおかしの個数を(3)、(4)、(5)とする。
- B、C君のもらった個数の差は(10+(5)) - (10+(4))=(1)、C君のもらった個数は、10+(5)なので、
(1):(10+(5))=(10 - 9):10
だから、 10+(5)=(10) なので、(5)=10個 である。
A君のもらった個数は、10+(3)=10+6=16(個)
16+18+20=54(個)
■答え■ (1) A君の貰った個数は16個、おかしの合計は54個