冠着橋
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冠着橋は、長野県千曲市にある長野県道338号内川姨捨停車場線にある全長473mの千曲川にかかる橋。名前の由来は地元にある冠着山からとられた。
幅が4段階に変化し橋梁の構造設計と施工技術の変遷をひとつの橋でみることが出来る貴重な橋。完成まで30年余りを費やし、6回にわたる架け継ぎが行われ平成3年(1991年)に完全開通。 木造橋流失の災害復旧工事として、まず西側(更級地区側)の鉄骨トラス部分が作られ、木造橋部分の流出や河川敷の取り付け道路流出の災害復旧予算と、一般予算で残りの鉄骨部分の延長工事が行われた。 財政面から捉えると、現状復旧が原則の災害復旧予算に一般予算を加えた工事が法制度の制約により行えなかった事も橋の幅員が変則的に変化する橋が造られた原因のひとつ。 完全開通までの期間は鉄骨構造橋部分から河川敷に降りる勾配25度程度の木造仮設橋が使用されていた。河川敷を通行しなければならないため、増水時には冠水により通行止めになったり木造仮設橋部分の流出による通行止めが度々発生し不便な生活が続いた。
西側から幅員と長さ。 (1) 1車線 - 幅3.0m-107m。 (2) 1車線 - 幅4.0m-103m。 (3) 2車線 - 幅6.0m-149m。 (4) 2車線片側歩道付き - 幅7.3m-117m
新たな橋は現在の橋の上流部に平成17年から平成22年完成(予定)で工事が進められている。
[編集] 外部リンク
冠着橋工事概要 pdf 長野県