円楽一門会
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円楽一門会(えんらくいちもんかい)は、5代目三遊亭圓楽とその弟子で作る落語家団体。
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[編集] 概要・歴史
前身は圓楽が師匠6代目三遊亭圓生と共に落語協会を脱退し、1978年に創設した落語三遊協会。
圓生の没後、圓楽とその弟子を除く全ての圓生門下が落語協会に復帰し落語三遊協会は解散した。圓楽らは単独で「大日本落語すみれ会」を結成し、1985年に「落語円楽党」、1990年からは「円楽一門会」と称している。
浅草演芸ホール、鈴本演芸場、新宿末廣亭、池袋演芸場の寄席での定席を持つ事が出来ない替わりに永谷商事が所有するお江戸両国亭で毎月1~15日、「両国寄席」として円楽一門の落語会を行っている。
2007年、圓楽が高座を引退した事により、総領弟子・鳳楽が会長に就任した。なお、圓楽自身は完全に落語界から消えたわけではなく、現在は後進の指導を主な活動としており、今もなお影響力を保持している。
※以下一覧で孫弟子の見分けとして、鳳楽《1》、好楽《2》、圓橘《3》、楽太郎《4》をそれぞれ一門の弟子の名前末尾に付属。
[編集] 総帥
[編集] 真打
三遊亭鳳楽(会長)、三遊亭好楽、6代目三遊亭圓橘、三遊亭楽太郎、三遊亭楽之介、三遊亭貴楽、三遊亭小圓楽、三遊亭喜八楽、三遊亭五九楽、三遊亭楽麻呂、三遊亭圓左衛門、三遊亭道楽、三遊亭栄楽、三遊亭とん楽、三遊亭楽春、三遊亭洋楽、三遊亭真楽、三遊亭好太郎《2》、三遊亭楽松《1》、三遊亭竜楽、三遊亭良楽、三遊亭愛楽、三遊亭京楽、三遊亭全楽、4代目三遊亭小圓朝《3》、三遊亭鳳好《1》、三遊亭神楽、三遊亭上楽、三遊亭楽生《4》(楽花生改め)、三遊亭圓福(福楽改め)、三遊亭楽京《4》(花楽京改め)
[編集] 二ツ目
三遊亭好二郎《2》、三遊亭大楽、三遊亭鳳志《1》、三遊亭楽市《4》、三遊亭王楽、三遊亭きつつき《3》
[編集] 前座
三遊亭橘也《3》、三遊亭かっ好《2》、三遊亭鳳笑《1》、三遊亭楽大《4》
[編集] 関連事項
- 落語協会
- 落語芸術協会
- 落語立川流
- 上方落語協会
- 落語家一覧
- 伊集院光
- 高座名、三遊亭楽大《4》自主廃業、但し、楽太郎は廃業後も身内扱いをしており、一部の高座に出演したこともあるほか、伊集院のラジオ番組に楽太郎が出演したこともある。