兵糧丸
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兵糧丸(ひょうろうがん)とは、主に戦国時代に使われていた携帯保存食である。
主に晒米(水で晒した白米)や蕎麦粉といった穀物の粉末と鰹節や朝鮮人参、梅干、松の甘皮などの粉末を数種類混ぜ、蜂蜜や甘草でこねて小さい球状にしてあり、カロリーの摂取に重きが置かれている。軍用レーションの原型と見ることも出来る。
また、これの亜種として水渇丸があり、喉の渇きを抑えるために使われた。
忍者達が隠密行動の際に持って行ったといわれ、忍者の出てくる小説、マンガ、アニメーションによく現れるが、一粒で一日分の食料になる、または腕力が倍増するなど、誇張されている部分も少なくはない。