伊那上郷駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
伊那上郷駅 | |
---|---|
いなかみさと - Ina-kamisato | |
◄桜町 (1.0km)
(2.7km) 元善光寺►
|
|
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | 飯田線 |
キロ程 | 131.1km(豊橋起点) |
所在地 | 長野県飯田市上郷黒田 |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- |
797人/日(降車客含まず) -2005年- |
開業年月日 | 1923年(大正12年) |
備考 | 駅員無配置駅 |
伊那上郷駅(いなかみさとえき)は、長野県飯田市上郷黒田にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線の駅である。普通列車のみ停車する。
目次 |
[編集] 駅構造
1面1線の単式ホームのみを持つ地上駅。無人駅で駅舎はなく、待合所がある。下り列車より見て右方向に大きく曲がるカーブの途中に存在する。駅開設時はカーブの内側にホームが存在したが、車両との隙間が広すぎて危険であるため外側に移設された。乗り降りの際は注意が必要である。
[編集] 駅周辺
学生の利用が多く、通学時間帯の電車到着時に一時混雑することがある。
[編集] 歴史
- 1923年(大正12年)[1] - 伊那電気鉄道の上郷停留場(かみさと-)として開業。旅客駅。
- 1935年(昭和10年)12月16日 - 上郷駅に昇格。同時に貨物の取扱を開始(一般駅となる)。
- 1936年(昭和11年)1月ごろ - 伊那上郷駅に改称。
- 1943年(昭和18年)8月1日 - 国有化、国鉄飯田線の駅となる。
- 1954年(昭和29年)12月1日 - 東京都区内の各駅、長野駅を発着する旅客も利用可能となる。
- 1971年(昭和46年)4月1日 - 旅客発着駅の制限を廃止。同時に業務委託終了、無人化。
- 1978年(昭和53年)4月1日 - 専用線発着車扱貨物の取扱を廃止(旅客駅に戻る)。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道の駅となる。
[編集] 隣の駅
[編集] その他の特徴
飯田市内は路線がオメガカーブを描くため、下り列車を下山村駅で降り、当駅まで走って降りた電車に再び乗ることが可能。地元ではこの行為を「下山ダッシュ」ということがある(下山村から当駅は飯田線で5駅だが、直線距離は2km、路線に沿うと6km、列車は最短で13分で走行する。飯田駅で長時間停車する列車は20分以上かかることもある)。「青春18きっぷ」の時期になると下り列車の発車時間ギリギリに駆け込んでくる(若しくは間に合わず発車時間後に駆け込んでくる)「下山ダッシュ」の“挑戦者”を見かけることがあり、一部のファンからは「大勢の挑戦者の汗と涙が染み込んだ駅」と言われている。
なお下山村と伊那上郷の間には70mほどの高低差があり、当駅からだと下り坂となるので体力的にはこちらの方が楽である。「下山ダッシュ」の概要については下山村駅の項を参照。
[編集] 関連項目
飯田線 |
---|
豊橋 - 船町 - 下地 - (平井信号場) - 小坂井 - 牛久保 - 豊川 - 三河一宮 - 長山 - 江島 - 東上 - 野田城 - 新城 - 東新町 - 茶臼山 - 三河東郷 - 大海 - 鳥居 - 長篠城 - 本長篠 - 三河大野 - 湯谷温泉 - 三河槙原 - 柿平 - 三河川合 - 池場 - 東栄 - 出馬 - 上市場 - 浦川 - 早瀬 - 下川合 - 中部天竜 - 佐久間 - 相月 - 城西 - 向市場 - 水窪 - 大嵐 - 小和田 - 中井侍 - 伊那小沢 - 鶯巣 - 平岡 - 為栗 - 温田 - 田本 - 門島 - 唐笠 - 金野 - 千代 - 天竜峡 - 川路 - 時又 - 駄科 - 毛賀 - 伊那八幡 - 下山村 - 鼎 - 切石 - 飯田 - 桜町 - 伊那上郷 - 元善光寺 - 下市田 - 市田 - 下平 - 山吹 - 伊那大島 - 上片桐 - 伊那田島 - (大沢信号場) - 高遠原 - 七久保 - 伊那本郷 - 飯島 - 田切 - 伊那福岡 - 小町屋 - 駒ヶ根 - 大田切 - 宮田 - 赤木 - 沢渡 - 下島 - 伊那市 - 伊那北 - 田畑 - 北殿 - 木ノ下 - 伊那松島 - 沢 - 羽場 - 伊那新町 - 宮木 - 辰野 (>>岡谷・塩尻方面) |