仙台 - 酒田・本荘線
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仙台 - 酒田・本荘線(せんだい - さかた・ほんじょうせん)は、宮城県仙台市と山形県酒田市・秋田県由利本荘市を結ぶ高速バスである。
国土交通省東北運輸局に登録されている公式な路線[1]としては「仙台 - 鶴岡・酒田線」と「仙台 - 本荘線」の2路線に分かれているが、ここでは便宜上同一記事内に記すこととする。
各路線とも全座席指定の予約制。但し、一部の区間は乗降制限付きで予約無しの利用が可能である(#乗降制限を参照)。
目次 |
[編集] 仙台 - 鶴岡・酒田線
仙台 - 鶴岡・酒田線(せんだい - つるおか・さかたせん)は、宮城県仙台市と山形県酒田市を結ぶ高速バスである。宮城交通の便はSSライナー号、庄内交通の便は夕陽号の愛称で呼ばれている。過去には山交バスにもgassan号の愛称があった。
[編集] 運行会社
[編集] 停車停留所
凡例 ○:乗車のみ取り扱い ●:降車のみ取り扱い ◎:乗降とも取り扱い(一部乗降制限あり) ↓↑:通過
所在地 | 停留所名 | 仙台 - 酒田線 宮城交通:SSライナー 庄内交通:夕陽号 |
備 考 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
湯野浜温泉経由 | |||||||
仙台 ↓ 酒田 |
仙台 ↑ 酒田 |
仙台 ↓ 酒田 |
仙台 ↑ 酒田 |
||||
宮城県 | 仙台市 青葉区 |
仙台駅前 | ○ | ● | ○ | ● | 40番のりば 宮城交通高速バス総合案内所発着 |
山形県 | 寒河江市 | 寒河江バスストップ | ● | ○ | ● | ○ | |
西川町 | 西川バスストップ | ● | ○ | ● | ○ | 乗務員交代あり | |
鶴岡市 | 庄内あさひバスストップ | ● | ○ | ● | ○ | ||
庄内観光物産館 | ● | ○ | ● | ○ | 乗務員交代あり | ||
鶴岡エスモール | ● | ○ | ↓ | ↑ | 4番のりばに停車 仙台行1便のみ通過 | ||
湯野浜温泉 | ↓ | ↑ | ● | ○ | 仙台 - 酒田線の1往復のみ停車 | ||
酒田市 | ジャスコ酒田南店 | ● | ○ | ● | ○ | ||
酒田庄交バスターミナル | ● | ○ | ● | ○ | 仙台 - 本荘線のみ乗務員交代あり |
[編集] 運行回数
- 1日13往復(宮城交通5往復、庄内交通5往復、山交バス3往復)
[編集] 仙台 - 本荘線
仙台 - 本荘線(せんだい - ほんじょうせん)は、宮城県仙台市と秋田県由利本荘市を結ぶ高速バスである。
[編集] 運行会社
[編集] 停車停留所
凡例 ○:乗車のみ取り扱い ●:降車のみ取り扱い ◎:乗降とも取り扱い(一部乗降制限あり) ↓↑:通過
所在地 | 停留所名 | 仙台 - 本荘線 | 備 考 | ||
---|---|---|---|---|---|
仙台 ↓ 本荘 |
仙台 ↑ 本荘 |
||||
宮城県 | 仙台市 青葉区 |
仙台駅前 | ○ | ● | 40番のりば 宮城交通高速バス総合案内所発着 |
山形県 | 寒河江市 | 寒河江バスストップ | ● | ○ | |
西川町 | 西川バスストップ | ● | ○ | 乗務員交代あり | |
鶴岡市 | 庄内あさひバスストップ | ● | ○ | ||
庄内観光物産館 | ◎ | ◎ | 乗務員交代あり | ||
酒田市 | ジャスコ酒田南店 | ◎ | ◎ | ||
酒田庄交バスターミナル | ◎ | ◎ | 乗務員交代あり | ||
遊佐町 | 吹 浦 | ● | ○ | ||
秋田県 | にかほ市 | 象潟駅前 | ● | ○ | |
保養センターはまなす前 | ● | ○ | |||
仁賀保庁舎前 | ● | ○ | |||
由利本荘市 | 西目高校前 | ● | ○ | ||
羽後交通本荘営業所 | ● | ○ |
- 仙台 - 本荘線は鶴岡エスモールと湯の浜温泉は経由しない。
[編集] 乗降制限
仙台 - 本荘線の庄内観光物産館 - 羽後交通本荘営業所は乗降制限付きで予約無しの利用が可能。
- 本荘行
- 空席がある場合のみ、庄内観光物産館 - 酒田庄交バスターミナルと象潟駅前 - 羽後交通本荘営業所の利用が可能。
- 仙台行
- 仙台までの利用客の予約を優先とし、なおかつ空席がある場合のみ羽後交通本荘営業所 - 象潟駅前と酒田庄交バスターミナル - 庄内観光物産館の利用が可能。
[編集] 運行回数
- 1日3往復(宮城交通、庄内交通、羽後交通各1往復)
[編集] 主要区間運賃
- 仙台 - 本荘:大人片道4,000円、往復7,600円
- 仙台 - 酒田:大人片道3,100円、往復5,800円
- 仙台 - 鶴岡:大人片道2,900円、往復5,400円
- 仙台 - 寒河江:大人片道1,400円(往復なし)
[編集] 歴史
- 1989年8月4日 - 宮城交通と庄内交通の2社共同で仙台 - 酒田線運行開始(1日4往復)。運行経路は国道48号 - 山形空港(乗降ともに可) - 国道112号経由で所要時間は4時間。運賃は仙台 - 酒田 2,700円、仙台 - 鶴岡 2,500円。予約なしで乗車を取り扱った。
- 1991年8月1日 - 山形自動車道供用開始に伴い、仙台宮城IC - 寒河江ICを高速道経由に変更、仙台 - 酒田を3時間45分に短縮。寒河江本町通り、西川町開発センターを新設、山形空港乗り入れを廃止。山形交通(山交バスの前身)が参入し、1日5往復に増便。予約定員制(自由席)に変更。
- 1995年7月22日 - 1日7往復に増便。
- 1999年10月30日 - 山形自動車道の延伸に伴い、月山IC経由で運行。仙台 - 酒田を3時間20分に短縮。寒河江、西川町のバス停を高速道路上に移設。
- 2000年10月1日 - 湯殿山IC - 鶴岡ICを高速道経由に変更、仙台 - 酒田を3時間に短縮。新落合、山添、ウェーブ前、鵜渡川原荘銀前の各バス停を廃止、庄内あさひバスストップ、庄内観光物産館、庄内支庁前の各バス停を新設。
- 2001年8月10日 - 直行便を3往復新設。庄内観光物産館より酒田みなとIC経由、仙台 - 酒田を2時間45分で運行。座席指定予約制に変更。
- 2002年7月27日 - 仙台 - 本荘線を宮城交通・庄内交通・羽後交通の3社で運行開始(1日3往復)。
- 2004年4月1日 - 仙台 - 酒田線全便を鶴岡市内経由に変更、庄内支庁前バス停を廃止。
- 2005年11月18日 - 酒田市内の大通り商店街、酒田駅前バス停を廃止、ジャスコ酒田南店にバス停新設。
- 2006年4月1日 - 仙台 - 酒田3往復増便。1往復を湯野浜温泉経由に変更。
[編集] 使用車両
主に三菱ふそう・エアロバスのトイレ付き4列シート車で運行する。仕様変更により貸切車両で運行する場合はトイレ休憩を設ける。
- 路線新設当初、庄内交通はボルボ・アステローペを使用していた。