仁風閣
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仁風閣(じんぷうかく)は鳥取県鳥取市にあるフランスルネッサンス様式の西洋館。中国地方屈指の明治建築として名高く、1973年6月2日には国の重要文化財に指定されている。
1907年、当時の皇太子嘉仁親王(のちの大正天皇)の山陰行啓時の宿泊施設として鳥取城跡の扇御殿跡に建てられた、旧鳥取藩主池田仲博侯爵の別邸である。「仁風閣」の館名は、この行啓に随行した元帥海軍大将東郷平八郎が命したもの。
館内には鳥取藩と池田家に関する資料などが展示されている。2階のガラス張りのバルコニーからは池泉回遊式日本庭園の宝隆院庭園を一望できる。
目次 |
[編集] 見所
- 御座所
- 御食堂
- 宝隆院庭園
- 「仁風閣」額(東郷平八郎直筆)
[編集] 利用情報
- 開館時間 - 9時~17時(入館は16時30分まで)
- 休館日 - 月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日、年末年始
- 観覧料 - 一般150円(小・中・高校生は無料)
- 電話番号 - 0857-26-3595
[編集] 建築概要
- 設計 - 片山東熊、橋本平蔵
- 施工 - 浜田芳藏
- 起工 - 1906年9月
- 竣工 - 1907年5月
- 敷地面積 - 7,200m²
- 延床面積 - 1,046m²
- 構造・規模 - 木造・地上2階
- 延経費 - 43,335円
- 所在地 - 〒680-0011 鳥取県鳥取市東町2丁目121番地