三浦俊彦 (学者、作家)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
文学 |
---|
ポータル |
各国の文学 記事総覧 |
出版社・文芸雑誌 文学賞 |
作家 |
詩人・小説家 その他作家 |
三浦 俊彦(みうら としひこ、1959年7月30日 - )は、日本の論理学者、小説家。長野県生まれ。 東京大学文学部美学科から、大学院の比較文学比較文化課程へ進学。和洋女子大学専任講師となり、現在教授。
虚構世界論等の美学・論理学の研究者だが、1990年、「M色のS景」で新潮新人賞の優秀作となり小説家デビュー、三島由紀夫賞、芥川龍之介賞の候補になった。健康食品オタクとして知られ、三食カップ麺で300錠以上のサプリメントを毎日呑んでいる。本人サイトでは多量のアフォリズム、映画評論が公開されている。映画評論は主にエログロナンセンスを扱った映画が多く、糞、血などの描写が重要視されている。 近年は論理学の入門書がよく売れている。
目次 |
[編集] 著作
[編集] 小説・エッセイ
- 『M色のS景』河出書房新社、 1993 (のち河出文庫、1999)
- 『この部屋に友だちはいますか?』河出書房新社、 1994(のち河出文庫、1999)
- 『これは餡パンではない』河出書房新社、 1994(芥川賞候補)
- 『蜜林レース』河出書房新社、 1995(三島賞、芥川賞候補)
- 『離婚式』河出書房新社、 1997
- 『たましいの生まれかた』岩波書店、 1998
- 『エクリチュール元年』海越出版社、 1998(芥川賞候補)
- 『健康なんかこわくない!』マガジンハウス、 1998
- 『環境音楽入悶』白水社、 1999
- 『サプリメント戦争』講談社、 2001
- 『シンクロナイズド・』岩波書店、 2003
[編集] 研究・入門書等
- 『虚構世界の存在論』勁草書房、 1995
- 『可能世界の哲学-「存在」と「自己」を考える』日本放送出版協会(NHKブックス)1997
- 『論理学入門-推論のセンスとテクニックのために』日本放送出版協会(NHKブックス)2000
- 『論理パラドクス-論証力を磨く99問』二見書房、 2002
- 『論理サバイバル-議論力を鍛える108問』二見書房、 2003
- 『論理学がわかる事典-読みこなし使いこなし活用自在』日本実業出版社、 2004
- 『心理パラドクス-錯覚から論理を学ぶ101問』二見書房、 2004
- 『ラッセルのパラドクス-世界を読み替える哲学』岩波新書、 2005
- 『ゼロからの論証』青土社、2006
- 『のぞき学原論』三五館, 2007
[編集] 外部リンク
- 三浦俊彦の世界(本人のホームページ)