万燈祭り
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[編集] 概要
毎年7月の最終土・日曜日に新楽・本楽が行われ、市内銀座の秋葉神社で30基近い万燈の舞が奉納される。愛知県の無形民俗文化財に指定されている。
もともと夏になると降雨量が少ないこの地方の「雨乞いの祭り」として行われていたが、安永7年(1778年)の祭礼に万燈が登場し、これをもって万燈祭りの始まりとしている。
万燈は大きなものでは高さ5~6メートルに及ぶ半立体的な武者絵の張りぼてで青森県五所川原市の立ちねぶたに似る。竹の骨組みに和紙を貼り、彩色したもので、夜間は内部の照明により、幻想的な光景をかもし出す。
[編集] 備考
一説には、刈谷藩主土井家が仙台伊達家とつながりが強く、仙台伊達家から養子も迎えていることから仙台七夕祭りや秋田竿灯祭り、青森ねぶた祭りなどの東北地方に多く見られる宵に光を燈す形式の祭礼の影響があるのではないかともいわれている。しかし詳細は不明である。