ルツェルン
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ルツェルン(ドイツ語: Luzern フランス語: Lucerne 英語: Lucern)は、スイス中部の都市、人口は60,274人(2003年12月31日現在)。ルツェルン州の州都。ルツェルン湖 (Vierwaldstättersee) の湖畔に位置し、ピラトゥス山とリギ山を臨む場所に位置する。
毎年8月~9月にルツェルン音楽祭が行われることで知られる。
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[編集] 歴史
ルツェルンの創建については記録がない。しかし840年に "Luciaria"という名前が730年頃創建されたサン・レオデガー修道院に由来するものとして記録されている。サン・ゴタール峠越えの道が13世紀に開通したことで、ルツェルンは重要な交易地となった。1291年にハプスブルク家領となり、1332年にスイス連邦に加わった。1798年には、フランスの後押しで成立したヘルベティア共和国の首都となった。
[編集] 観光
ルツェルンはチューリヒからインターラーケンへ向かう交通の要所だが、町そのものもいくつかの見どころがある。
- カペル橋(Chapel Bridge):14世紀にロイス川に作られた屋根付き木造の橋。城砦の一部として建造された。八角形の見張り塔とともにルツェルンのシンボル。
- イエズス教会:スイス最古のバロック建築。1666年築。
- ホーフ教会:ルツェルン市民の信仰の場。元々8世紀にベネディクト派の修道院として建てられた教会。火事で焼失の後、1645年に再建。スイス有数のルネッサンス建築。
- 時計塔と城壁:最古の部分は1386年築。最も古い時計塔「Zyt」の時計は1535年に造られた。他の時計塔より1分早く鳴らされる。
- 「嘆きのライオン」像:フランス革命の最中1792年のテュイルリー宮殿でのスイス人衛兵の虐殺を偲んで造られた。
- 名門時計店「ギュベリン」
- ルツェルン湖遊覧
- ピカソ美術館
- リヒャルト・ワーグナー博物館:作曲家ワーグナーの1866年〜1872年の居所。
- ルツェルン文化会議センター:フランスの建築家ジャン・ヌーヴェルの設計。コンサートホール、コンベンションセンター、ルツェルン美術館などが入っている。
- スイス交通博物館 (ヨーロッパ最大級)
[編集] 関連項目
[編集] 姉妹都市
[編集] 外部リンク
- ルツェルン - ウィキトラベル
- 公式サイト
- ルツェルン観光局
- Visiting Lucerne (英語)
- ルツェルンの写真
- マルチメディア
- Radio Pilatus
- Radio 3fach
- 新ルツェルン新聞: www.zisch.ch (地方紙)
- Anzeiger Luzern