ミッドランド・メトロ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミッドランド・メトロ(Midland Metro)は、イギリスのイングランド中西部の都市バーミンガムとウォルヴァーハンプトンの間を走るライトレールである。
開業は1999年で、現在はまだ、バーミンガムの主要駅のひとつであるスノーヒル駅(Snow Hill)と、ウォルヴァーハンプトンの市街地にあるセント・ジョージ駅(St. George's)とを結ぶ1路線のみ。しかし、新線の建設や、バーミンガム市内中心部への乗り入れ、バーミンガム国際空港への延伸などが計画されていて、今後、順次拡張されていく予定である。
平日の日中は8分間隔で運行されていて、両区間の所要時間は約35分。駅構内に券売機はなく、切符は車内にいる車掌から購入する。車両は低床式の2両編成で、車椅子でもスムーズに乗り入れが出来るようになっている。全区間複線で、ウォルヴァーハンプトン市内に一部併用区間が存在するが、ほどんどは専用軌道を走っている。
[編集] 路線データ
- 路線距離:20.13km
- 駅数:23駅
- 軌間:1,435mm(標準軌)
- 電化区間:全線
- 最高速度:70km/h
- 輸送実績:約500万人(2005年)