フィル・クラーク (内野手)

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フィル・クラーク（Phillip Benjamin Clark　フィリップ・ベンジャミン・クラーク、1968年5月6日 - ）は、アメリカ合衆国・テキサス州出身の野球選手（一塁手、外野手）。兄ジェラルドも野球選手で、1994年にヤクルトスワローズに在籍していた。

目次 1 略歴 2 所属チーム 3 エピソード 4 年度別成績

[編集] 略歴

• 1986年 クロケット高校からドラフト1位でデトロイト・タイガースに入団。
• 1993年 サンディエゴ・パドレスに移籍。この年102試合に出場し、メジャー自己最高となる打率.313、9本塁打をマーク。
• 1996年 ボストン・レッドソックスに移籍。
• 1997年 近鉄バファローズに移籍。ベストナイン（一塁手）を獲得。
• 1998年 シーズン48二塁打の日本新記録（当時）をマーク。2年連続でベストナイン（一塁手）を獲得。
• 1999年 チームは最下位ながらベストナイン（指名打者）を獲得。なお中村紀洋が三塁手、タフィ・ローズが外野手でベストナインを獲得しているが、最下位チームからのベストナイン3人選出は史上初。なおこの3人で計100本のホームランをこの年に放っている。
• 2000年 死球で骨折し長期休養後に解雇となる。

[編集] 所属チーム

• 1992年　デトロイト・タイガース
• 1993年～1995年　サンディエゴ・パドレス
• 1996年　ボストン・レッドソックス
• 1997年～2000年　近鉄バファローズ
  • 1999年に「大阪近鉄バファローズ」に名称変更

[編集] エピソード

• わざと変化球を空振りしてタイミングが合ってないようにみせかけ、同じところに投げてきたのを狙い打つような頭脳的なバッティングを得意とした。
• 主に一塁手や指名打者として試合に出場することが多かったが、レギュラー捕手として活躍していた礒部公一が顔面骨折をした際には捕手として試合に出場すると当時の監督である佐々木恭介に直訴した。
• 1997年の対千葉ロッテマリーンズ戦で10点差を逆転勝利した試合があったが、その試合でサヨナラヒットを放っている。
• 1997年シーズン終盤にイチローの首位打者をおびやかした唯一の選手といってよい。1997年の9月には、イチローに6厘差まで迫ったことがある。（最終的には1分4厘差）
• 1998年シーズン最多二塁打（当時）をマークした。

[編集] 年度別成績

• 米国

年度	チーム	背番号	試合	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	盗塁	打率
1992	タイガース		23	54	3	22	4	0	1	5	1	.407
1993	パドレス		102	240	33	75	17	0	9	33	2	.312
1994	パドレス		61	149	14	32	6	0	5	20	1	.215
1995	パドレス		75	97	12	21	3	0	2	7	0	.216
1996	レッドソックス		3	3	0	0	0	0	0	0	0	.000
通算			264	543	62	150	30	0	17	65	4	.276

• 日本

年度	チーム	背番号	試合	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	盗塁	打率
1997	近鉄	25	135	526	61	174	27	0	23	93	1	.331
1998	近鉄	25	135	531	68	170	48	2	31	114	0	.320
1999	近鉄	25	134	509	79	146	32	0	29	84	4	.287
2000	近鉄	25	66	252	31	65	9	2	10	33	0	.258
通算			470	1818	239	555	116	4	93	324	5	.305

• 表彰

ベストナイン（1997年・1998年：一塁手、1999年：指名打者）