ピペリジン
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ピペリジン | |
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IUPAC名 | ピペリジン(許容慣用名) |
別名 | ヘキサヒドロピリジン ペンタメチレンイミン |
分子式 | C5H11N |
分子量 | 85.15 g/mol |
CAS登録番号 | [110-89-4] |
形状 | 無色液体 |
密度と相 | 0.862 g/cm3, 液体 |
融点 | −7 °C |
沸点 | 106 °C |
SMILES | C1CCCCN1 |
ピペリジン (piperidine) は有機化合物の一種で、化学式 C5H11N で表される環式アミンである。シクロヘキサンの1つの炭素原子をイミノ基 (=N-H) で置換した構造をもつ。ヘキサヒドロピリジン、ペンタメチレンイミンとも呼ばれる。
常温では特有の悪臭をもつ無色の液体で、融点 −7 ℃、沸点 106 ℃。CAS登録番号は [110-89-4] である。
胡椒の辛味成分ピペリンの構造中に存在し、胡椒 (Pepper) にちなんで名付けられた。
幻覚剤として用いられるフェンサイクリジン(1-(1-フェニルシクロヘキシル)ピペリジン)を熱分解すると生成し、また、マリファナ中にも含まれる。
ペプチドの固相合成法で汎用される Fmoc保護基の脱保護剤として用いられる。