ドレッドノートガンダム
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ドレッドノートガンダム(Dreadnought Gundam)は、『機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY』に登場する架空の兵器(モビルスーツ・MS)。(型式番号:YMF-X000A)
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] 機体解説
ドレッドノート(Xアストレイ) | |
型式番号 | YMF-X000A |
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所属 | ザフト軍→ジャンク屋組合 |
生産形態 | 試作機 |
全高 | 18.21m |
重量 | 67.50t(ドラグーンシステム含まず) |
主機関 | 核エンジン |
装甲材質 | フェイズシフト装甲 |
武装 | MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御機関砲×4 MA-M22Y ビームライフル MA-MV04 複合兵装防盾システム XM1 プリスティス ビームリーマー ドラグーンシステム(ビーム砲×10)×4 |
主な搭乗者 | コートニー・ヒエロニムス プレア・レヴェリー 他 |
ザフト軍初のニュートロンジャマーキャンセラー(NJC)搭載型核動力MS。
本機はZGMF-X09Aジャスティス、ZGMF-X10Aフリーダム等後の核動力機のプロトタイプである。ドレットノートを筆頭にこれら核動力機はZGMF-600ゲイツの開発も手掛けた統合設計局によって設計されたが、NJCを搭載した核動力MSの基礎データ収集が目的である為、開発時間の短縮により、頭部以外はゲイツタイプの物を流用している。この事から、本機はゲイツと本機以降の核動力機を結ぶ過渡的な機体と言える。また、後の機体と違い唯一NJCを頭部に搭載しているのも特徴である。搭載されているNJCはまだ試験段階の代物であった為、ニュートロンジャマー下でも周囲のレーダーをクリアにしてしまい敵機に反応される、接近されると核エンジンが使用可能となってしまう等のマイナス面も存在した(後の機体では改善されている)。
武装は、核エンジンの恩恵によって装備可能となったドラグーンの一種「XM1 プリスティス ビームリーマー」が代表的である。システムの制御に使われる量子通信は、Nジャマー下での無線誘導を可能としているが、消費電力の膨大さから大電力をほぼ恒常的に発生する核エンジンのバックアップは不可欠だった。プリスティスはゲイツが持つビームロケットアンカー「EEQ7R エクステンショナル・アレスター」の発展型であり、ビーム砲内蔵の端末部は本体とケーブルで繋がれている。ただしこれはこの装備がまだ実験段階にある為、端末のロストを防ぐ目的で備えられたものであり、ケーブルが断線したとしても運用に支障は無い。また、射撃のみならず格闘用のビームスパイクとしての運用も可能である。射撃武装の「MA-M22Y ビームライフル」とビームサーベル内蔵の「MA-MV04 複合兵装防盾システム」は、それぞれゲイツが装備する「MA-M21G ビームライフル」「MA-MV03 2連装ビームクロー」の改良型であり、後にドラグーンシステムを搭載した直系の後継機と言えるZGMF-X13Aプロヴィデンスの「MA-M221 ユーディキウムビームライフル」や「MA-MV05A 複合兵装防盾システム」の原型となっている。
運用試験はザフト正規軍パイロットではなく、高い空間認識能力の持ち主でもあった民間出向のテストパイロットコートニー・ヒエロニムスが務めた。
命名の由来は、大艦巨砲時代を告げる大英帝国の戦艦「ドレッドノート」と思われる。「勇敢な者」を意味し、「プラントの守護を担う勇敢な機体であれ」という願いを込められているとされている。しかし実態は、常に被曝等トラブルの危険に晒される核エンジンを搭載した事でパイロットの負うリスクが増した事から、「こんな機体に乗る者は勇敢な人物だ」という皮肉を込めて名付けられたという説もある。また、後にドラグーン(有線式であるが、これはドラグーン自体もフェイズシフト装甲で出来ている為の通電用であってガンバレルの様な操作用ではない)が追加装備された際に、ロウ・ギュールから「Xアストレイ」とも呼ばれている。これは、パイロットであるプレア・レヴェリーの、核の力を平和の為に使いたいという意思から「兵器としての王道を外れた者」という意味での「アストレイ」と、バックパックに装備されたドラグーンが「X」の形に見える事による。
[編集] 劇中での活躍
元々テスト機だったドレッドノートは、テスト終了後にはバラバラのパーツに分解され、核エンジンおよび機密パーツ以外は廃棄処分されるはずだったが、地球の深刻なエネルギー不足を解決する為、シーゲル・クラインにより、全てのパーツがジャンク屋を通じてマルキオ導師に渡る様に手配された。
しかし地球へ輸送中、NJC搭載の頭部ユニットをサーペントテールに奪われた為、後に返却されるまではゲイツのもので代用し、予備電源で駆動していた。
後にサーペントテールが頭部を返却した際、リ・ホームで改修される。その後、アンドリュー・バルトフェルドから、本機のテストで得られたデータから生み出されたドラグーンの設計図がもたらされ、ロウ・ギュールによってアメノミハシラにて新たに装備された。
ハイペリオンとの最終決戦の後、プレア・レヴェリーからカナード・パルスに託された。
[編集] ドレッドゲイツ
ドレッドノートの本来の頭部に代わりにゲイツの頭部を移植した状態。
この名称は、ASTRAYシリーズ作画担当のときた洸一と脚本担当の千葉智宏が半ばお遊びで付けた名称で、公式名称ではない。この状態ではニュートロンジャマーキャンセラーが失われている為核エンジンが起動せず、PS装甲も使用出来ない為、常時PSダウン状態である。その為機体色が灰色一色であり、トリコロールカラーであるフルスペック状態と比較して印象がかなり変わる。元々ゲイツのパーツを流用した機体である為、外見は殆どゲイツそのものである。
[編集] ドレッドノートイータ
ドレッドノートイータ(Dreadnaughit Ηは、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』に登場するMS。(型式番号:YMF-X000A/H)
ドレッドノートイータ | |
型式番号 | YMF-X000A/H |
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所属 | フリー |
生産形態 | 改修機 |
全高 | 不明 |
重量 | 不明 |
主機関 | 核エンジン |
装甲材質 | フェイズシフト装甲 |
武装 | MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御機関砲×4 RFW-99 ビームサブマシンガン ザスタバ・スティグマト ビームナイフ ロムテクニカRBWタイプ7001 MA-M22Y ビームライフル 長距離ビーム砲 ビームソード イーゲルシュテルンII グレネード アルミューレ・リュミエール・ハンディ |
主な搭乗者 | カナード・パルス |
傭兵の道に入ったカナード・パルスがロウ・ギュールに依頼して、プレア・レヴェリーの遺品であるドレッドノートを改装した機体。
カナード本人の空間認識能力はドラグーン・システムの操作には不十分であった為これらを全て外し、新たにイータユニットと呼ばれる武装モジュールに換装(一部改修)されている。
イータユニットはあらゆる戦闘に対応すべく開発された多目的武装で、ビーム砲及び機関砲を内蔵した背部の1対のデバイスを前方に展開した砲撃戦形態「バスターモード」、両腕にマウントし巨大なビームサーベルとした格闘戦形態「ソードモード」の2形態に変化する。本体の武装は先の戦いで四散したハイペリオンの残骸から回収された武装を一部改良して使用している。ビームサブマシンガン「ザスタバ・スティグマト」は、本体核エンジンに直結されたパワーケーブルを接続する事でマガジン交換の手間や弾数制限の制約を改善している。もっとも、これが専用装備というわけでは無く、任務によっては従来の「MA-M22Y ビームライフル」を携行する事もある。
両腰にはプリスティス端末に「アルミューレ・リュミエール」の発生器を組み合わせた「アルミューレ・リュミエール・ハンディ」を装備。使用時は前腕部に発生器をマウントする。スティグマト同様有線で電力供給が行われ、連続使用時間が大幅に延長されている。またハイペリオン同様、発振方向を収束する事で格闘用のビームランスとしても使用される。
「イータ」とはこの装備のシルエットが「H」に見える事から、ギリシャ語の「Η」(イータ)にちなんで名付けられた。なお、本機は純粋に兵器として使用されている為アストレイの名を冠していない。
[編集] 関連項目
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ガンダムシリーズの映像作品 | ||||||
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ガンダムシリーズの劇中項目 | ||||||
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