ドイツ表現主義
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ドイツ表現主義(Expressionism)
ドレスデン(ドイツ)で1905年に前衛絵画グループ・ブリュッケが生まれ、ドイツ表現主義と言われる運動の起点になった(表現主義の項目を参照のこと)。表現主義(Expressionism)は印象主義(Impressionism)に対する言葉で、不安の感情などを表現している。
建築においても、メンデルゾーンのアインシュタイン塔などの作品がある。
- エミール・ノルデ(Emil Nolde; 1867-1956)
- ブリュッケ ((de)Die Brücke)
- 青騎士
[編集] 「ドイツ表現主義」という名称について
「ドイツ表現主義」という名称は、世界的に使われているわけではないようである。また、英語圏において「German Expressionism」という言い方がなされるが、これは、20世紀初頭のドイツにおける表現主義的な映画作品やその動向のみを意味し、日本での意味とは一致していない。なお、日本においてこの名称がどのような経緯で使われるようになったかについては、必ずしも明らかではない。
さらに、日本において「ドイツ表現主義」の意味する内容についても、必ずしも統一して理解されておらず、次のようなものが考えられる。
- 「20世紀初頭のドイツを中心とした表現主義一般(ドイツ以外も含む)」
- 「20世紀初頭の表現主義のうちドイツのもののみ」
- 上記のいずれかで、かつ、絵画作品に限定する
そして、使う者によって、意味が異なっている可能性もある。
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