デストロイガンダム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
GFAS-X1 デストロイガンダム (Destroy Gundam) は、テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する架空の兵器(モビルスーツ・MS)。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] 機体解説
デストロイガンダム | |
型式番号 | GFAS-X1 |
---|---|
所属 | 地球連合軍 |
製造 | アドゥカーフ・メカノインダストリー社 |
生産形態 | 量産機 |
全高 | 56.3m |
頭頂高 | 38.07m |
重量 | 404.93t |
装甲材質 | 不明 |
武装 | 75mm自動近接防御システム「イーゲルシュテルン」×4 高エネルギー砲「アウフプラール・ドライツェーン」×4 熱プラズマ複合砲「ネフェルテム503」×20 200mmエネルギー砲「ツォーンMk2」 1580mm複列位相エネルギー砲「スーパースキュラ」×3 Mk.62 6連装多目的ミサイルランチャー×4 両腕部飛行型ビーム砲「シュトゥルムファウスト」×2 5連装スプリットビームガン×2 陽電子リフレクタービームシールド「シュナイドシュッツSX1021」 |
主な搭乗者 | ステラ・ルーシェ スティング・オークレー ファンフェルト・リア・リンゼイ 他 |
地球連合軍の超大型MS。機体設計・製造はザムザザーなどの大型機動兵器の製造・販売を主業務とするユーラシア連邦のメーカーアドゥカーフ・メカノインダストリー社が担当した。
全身に無数の砲門を備え、戦艦や多数のMS部隊を一瞬で消滅させる絶大な火力を誇る。また、強固な装甲と陽電子リフレクタービームシールドを備え、ビーム・実弾兵器を問わず鉄壁の防御力を有している。背面の円盤型バックパックは4基の高出力ホバースラスターを内蔵したフライトユニットとして機能し、飛行時はこれを上半身に被り、下半身を180度回転させ脚部を鳥脚状に変化させたMA形態へと変形する。
その戦闘力は戦術を超えた戦略兵器と呼ぶべき代物で、単機での要塞攻略・殲滅戦を可能としている。しかし、その代償として機体制御や火器管制システムの複雑化を招いており、本機の性能を100%引き出せるのは人為的に身体機能を強化されたブーステッドマン[要出典]及びエクステンデッド兵士のみとなっている。
本機は地球連合軍、そしてロゴスがプラントとの再戦の切り札として用意していた秘密兵器であるが、その存在と概要、開発施設の所在地はブレイク・ザ・ワールドの時点で既に地球連合特務情報局を[要出典]通じてギルバート・デュランダル議長に把握されていた。
型式番号のGFASは、「Gressorial Fortress Armament Strategic=戦略装脚兵装要塞」の略であり、起動時のOS表記は、「Gigantic Unilateral Numerous Dominating AMmunition=巨大制圧火器集約要塞」となっている。
デストロイは、「破壊する」の意。
[編集] 武装
- 75mm自動近接防御システム「イーゲルシュテルン」
- 両側頭部に計4基内蔵される対空防御機関砲。他の連合艦艇やMSにも採用されている武装。
- 高エネルギー砲「アウフプラール・ドライツェーン」
- 背部フライトユニットに連装2基、計4門装備される長射程高出力ビームキャノン。MA形態時のみ使用できる。本機の最強の武装であり、一撃で一都市を消滅させる破壊力を持つ。ドライツェーンは、ドイツ語で「13」の意。
- 熱プラズマ複合砲「ネフェルテム503」
- フライトユニット円周上に計20門内蔵されるビーム砲。主にMA形態時に使用される。平面全方位に存在するあらゆる敵機、建造物を薙ぎ払う威力を持つ。ネフェルテムは、エジプトの神「ネフェルティム」に由来している。
- 200mmエネルギー砲「ツォーンMk2」
- 顔面口部のビーム砲。レイダーに装備されていたツォーンの改良型モデル。MS形態時のみ使用できる。頭部の可動に連動している為、広い射角を持つ。
- 1580mm複列位相エネルギー砲「スーパースキュラ」
- 胸部の3連装大口径ビーム砲。イージス、カラミティに装備されたスキュラの発展型であり、MS形態時の強力な主砲である。
- Mk.62 6連装多目的ミサイルランチャー
- 背部フライトユニットに装備されたミサイルランチャー。
- 両腕部飛行型ビーム砲「シュトゥルムファウスト」
- 両腕部のビーム砲。前腕ごと分離する事で、飛行砲台としても使用可能。表面には陽電子リフレクターが併設されているため、破壊は極めて困難。
- MJ-1703 5連装スプリットビームガン
- 両手の5指先端に装備されたビーム砲。指を曲げた状態でも発砲が可能で、両手合わせて最大10方向への攻撃が可能。
- 陽電子リフレクタービームシールド「シュナイドシュッツSX1021」
- 頭部、シュトゥルムファウスト、フライトユニット先端に設置された陽電子リフレクタービームシールド。ザムザザー、ゲルズゲー、ユークリッドも同型の装備を使用している。
[編集] 劇中での活躍
ユーラシア連邦のベルリンでの戦闘において、ネオ・ロアノークの専用ウィンダムとスティング・オークレーのカオスと共に出撃する。アウフプラール・ドライツェーンだけで陸上戦艦を一撃で破壊した上、その背後にあったベルリンの都市を駐留部隊ごと焼き払い、壊滅に導く。バクゥを踏み潰し、キラ・ヤマトのフリーダムと交戦ではフリーダムのフルバーストを無傷で防御し攻撃を続ける中、インパルスも交えた乱戦になり、最終的に胸部のスーパースキュラの発射直前にフリーダムのビームサーベルによる近接攻撃を受け砲門が損壊し、エネルギーが行き場を失い暴発した事により内部機構が誘爆を起こしツォーンMk2からビームを噴出しながら機能を停止した。
ヘブンズベース攻略戦において、五機が出撃し、反ロゴス連合軍に多大な損害を与える。デスティニー、レジェンド、インパルスの交戦によりよって撃墜された。レクイエム攻防戦においても三機が出撃するが、撃墜されている。
『SEED C.E.73 ⊿ ASTRAY』では、ファンフェルト・リア・リンゼイが搭乗し、アグニスのターンデルタと交戦し、撃墜されている。
[編集] 備考
- 『帰ってきちゃったSEED120%』では、本編終了後の公式見解において、劇中ではエクステンデッド専用機と言及されていないが、エクステンデッド専用機であり、ヘブンズベース、ダイダロスに配備されていた機体は、ファントムペイン以外の特殊部隊等から徴用したエクステンデッドが搭乗していたとされている。
- 『サンライズ監修のファクトファイル』では、デストロイの装甲はヴァリアブルフェイズシフト装甲であると記述されている。
- プレイステーション2用ソフト『機動戦士ガンダムSEED DESTINY GENERATION of C.E.』及びプレイステーション・ポータブル用ソフト『SDガンダム GGENERATION PORTABLE』では、デストロイの装甲がトランスフェイズ装甲になっている。
[編集] 関連項目
|
||||||
---|---|---|---|---|---|---|
|
||||||
ガンダムシリーズの映像作品 | ||||||
|
||||||
ガンダムシリーズの劇中項目 | ||||||
|