テール・トゥー・ノーズ
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テール・トゥー・ノーズ(和製英語。英語ではnose to tail)とは、モータースポーツにおいて、前のマシンの後部と後のマシンのノーズ(マシン先端部)が、触れそうなほど接近することを言う。
テール・トゥー・ノーズ下においては、後ろのマシンは前車の陰に入ることで空気抵抗が減り、スリップストリームが発生するため、そのままオーバーテイクが起こることも多い。
ただし、長時間この状況で走るとラジエターに当たる空気が減る為、オーバーヒートを引き起こす。その為、激しいバトルの中でも、抜きどころ以外ではやや距離を開けて走行し、ポイントで一気に差を詰めてテール・トゥー・ノーズに持ち込み、勝負を掛けるパターンが多い。