スターフォックス2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

スターフォックス2
ジャンル シューティングゲーム
対応機種 スーパーファミコン(SNES)
開発元 任天堂
バージョン BETA[TD](最終)
人数 1人
メディア 不明
発売日 発売中止
その他 開発段階ではスーパーFXチップを2基搭載予定?
  

スターフォックス2』(Star Fox 2)は、発売が予定されていた任天堂スーパーファミコンゲームソフトスターフォックスシリーズの2作目となる予定だった。

目次

[編集] 概要

スターフォックス』の続編、『スターフォックス』シリーズの2作目はNINTENDO64で発売された『スターフォックス64』であるが、本作はスーパーファミコン用ソフトの続編として開発されていた。64版は、本作のプロジェクトから継承された作品である。[要出典]

初代と同様に3Dシューティングであるが、本作は全方位に動く(64版でのオールレンジモードに相当)ことができ、チャージショットが実装される、視点変更できるなど、64版のものとほぼ変わらない機能を持っている。グラフィック面でも大きな進歩が見られ、そのクオリティは高く、スーパーFXチップを2つ搭載する事を前提として開発されていたとも言われている[要出典](例としては、アンドルフの造詣が64版のものに近くなっている)。キャラクターに関しては、スターフォックスにヤマネコ[要出典]の「ミユ」とたれ耳の白いイヌ[要出典]の「フェイ」の2名の女性[要出典]メンバーが追加され、そして、敵役である「ウルフ」、「ピグマ」、「レオン」、白いサル[要出典]の「アルジー」の4人で構成されているスターウルフが追加されている。また、スターフォックスの各メンバーは専用の戦闘機を持っており、「二足歩行」で移動する形態「ウォーカー」機能が追加され、地上を歩いたり水中を泳いだりして移動する事もできるようになっている(開発初期の段階では、新メンバーとして「フェイ」の代わりにヤギ[要出典]の男性だったバージョンも存在する)。

本作の大きな特徴は、『スターフォックス コマンド』で使われたリアルタイムシミュレーションの要素を持っていることである。各惑星に設置された基地を破壊し、時折コーネリアに攻めてくる敵やミサイルを倒し、アンドルフを倒す事が大きな目的である。

開発が中止された当時はゲーム内容は不明だったが、現在になってゲームエミュレータ上で動作する開発中のロムがインターネット上に流出した[要出典]ことでそのゲーム内容が明らかとなった。また、ナムコが開発した『スターフォックス アサルト』の開発中の仮題は『スターフォックス2』であった。[要出典]

[編集] ゲームの詳細

[編集] はじめに

上記でも記述したが、惑星コーネリアを守りつつ、占拠された複数の惑星を奪還し、アンドルフのいる要塞へと潜入、アンドルフを倒す事が目的である。逆に、プレイヤーが破壊されたとき、コーネリアが占拠されたときゲームオーバーとなる。 難易度は、Normal、Hard、Expartの3つがある。難易度の上昇につれて、敵空母の数や占領される惑星の数が多くなっていく。

ゲーム画面は、惑星移動マップパートと戦闘フィールドパートの二つに分けられる。ゲーム開始時は、プレイヤーが操るスターフォックスのメンバー(本作中での)6人の内2人を選択する(内片方はパートナーとして追従、任意に交代可能)。

操作していないパートナーは、戦闘フィールドパートでリアルタイムにアドバイスをする。またプレイヤーが破壊された場合のゲームオーバーでは、一度だけ選択できるコンティニューを選ぶことで、残されたパートナーが1人だけで攻略を引き継ぐことも可能。

[編集] メンバーの搭乗機体

本作で、プレイヤーが使用可能な機体は3種類あり、標準型のフォックス(青)とファルコ(赤)、重装型のペッピー(青)とスリッピー(赤)、軽装型のミユ(青)とフェイ(赤)となる(キャラクター名の後ろの括弧は、機体のG-ディフューザーシステムの色)。

スペシャルウェポンの搭載数は、初期状態では一つの機体につき3個となる。

機体の性能一覧
  • 標準型
    • ライフ:8
    • 飛行速度:平均
    • チャージ所要時間:平均
    • シングルブラスター・スマートボム
  • 重装型
    • ライフ:10
    • 飛行速度:遅い
    • チャージ所要時間:長い
    • シングルブラスター・回復装置(正式名称不明)
  • 軽装型
    • ライフ:6
    • 飛行速度:早い
    • チャージ所要時間:短い
    • ツインブラスター(A)・バリア(正式名称不明)

[編集] スペシャルウェポンとアイテム

アイテムは、スターフォックスシリーズの他の作品と大きく異なる。 強制スクロールのステージが存在せず、オールレンジステージのみとなっている為、チェックポイントの役割を果たしていたサプライサークルが消滅。また、サークル、リングと言った一連の回復アイテムは、カプセル状の物になっている。

アイテム一覧
  • サプライカプセル?(正式名称不明):入手(出現したシンボルに接触)するとダメージを1目盛分回復する。敵を倒す事によって出現。
  • コイン?(正式名称不明):入手すると、その時点での自機のダメージを完全に回復する。惑星と空母内の特定の位置(ステージによって異なる)に予め出現している。
  • ツインブラスター:入手するとブラスターが一段階強化される。一作目と同様に、シングル⇒ツイン(A)、ツイン(A)⇒ツイン(B)の強化となる。

また、本作では、スターフォックスシリーズの中で唯一(2008年1月現在)スマートボム以外の特殊装備が使用可能。 初期状態では3個搭載されており、ステージ内でスペシャルウェポンを入手する事によりストックの補充が可能。 唯、複数種のスペシャルウェポンをストックする事はできず、所持している物と異なる物を入手した場合には、ストックが全て新たに入手した物に変化し、所持数が+1される事になる。

スペシャルウェポン一覧
  • スマートボム:スペシャルアタックボタンで発射できる爆弾。レーザーに比べて攻撃範囲が格段に広く、発射後に自動で爆発する前にもう一度ボタンを押す事によって、任意のタイミングでの爆破が可能。
  • バリア?(正式名称不明):一時的に全ての攻撃を無効にするバリア。有効時間はそれほど長くは無いが、使用中は完全に無敵となる。切れる前にはアラームが鳴る。一作目のパワーシールドとは異なり、一定回数の攻撃をしのぐものではない。
  • 回復装置?(正式名称不明):使用することによって自機の受けているダメージを回復する装置。どんな状態でも最大値まで回復が可能だが、使用してから効果が現れるまでに多少のタイムラグがある。

[編集] 惑星移動マップパート

フィールド画面では、コーネリア、アンドルフの要塞、そしてメテオ、マクベス、フォーチュナ、タイタニア、エラダード、ベノムの6つの惑星群とプレイヤーの母機「マザーシップ」、コーネリアを防衛する「サテライトシステム」、アンドルフ軍の戦闘機や空母、コーネリアを狙う惑星間ミサイルやサテライトシステムを奪う工作機[要出典]、そしてプレイヤーの位置が表示される。

惑星移動マップでは、プレイヤーの移動する場所を指定して進ませる。戦闘フィールド画面に移行する条件は、敵の戦闘機や空母、惑星間ミサイル、占拠された惑星などに接触すること。どの惑星が占領されるかはランダムで決定される。

敵戦闘機と惑星間ミサイルはコーネリアに向かって移動しており、ミサイルはコーネリアに直撃した場合、戦闘機は一定時間接触させている場合、コーネリアにダメージを与える(100パーセントになるとゲームオーバー)。なお、進行によっては直接プレイヤー機を追う「スターウルフ」の戦闘機も現れる(スターウルフ以外にもプレイヤー機を追う特別な敵機が出現する場合もある)。

サテライトシステムは、常に半時計回りに回転しており、エネルギーが充填された状態で、砲塔が敵戦闘機、ミサイル、工作機に向き合った場合、射程無制限でそれらを破壊する防衛衛星システムである。ただし、工作機に取り付かれた場合は逆にコーネリアを攻撃する様になる。なお、取り付いた工作機は、プレイヤー機が直接破壊しなければならない。

敵の空母は艦載機やミサイルを出してくるユニットで、戦闘フィールドパートではプレイヤー機が空母の内部に侵入してコアを破壊するミッションになる。基本的には常時ゆっくりとしたスピードでコーネリアを直接攻撃するために移動し、射程圏内までコーネリアに接近すると一定時間ごとにプラネットキャノンでの攻撃を行う。高い難易度に設定していた場合、この空母にストックが用意されており、初期状態では手を出すことができない。攻略を進めていくことで追加出撃してくるため、その時に破壊しに向かう必要がある。

占拠された惑星からは、惑星間ミサイルが射出される(カウントダウンが表示され、0になると射出。戦闘フィールドパートでは射出される前に破壊する事も可能)。戦闘フィールドパートでは、占拠基地に侵入するために「スイッチ」を起動させ、内部のコアを破壊するミッションになる。スイッチの種類は踏んで起動させる「ボタン式」、ブラスターで回転させ、表示を「○」へ合わせる「スロット式」、ウォーカーで押し込み起動させる「押し込み式」等が存在する。

マザーシップは、プレイヤー機のライフを回復させる事ができ、奪還した惑星の近くまでワープする事も可能。ただし、待機している惑星がイベントの進行によって再び占領された場合は、マザーシップは自動的にコーネリアへと移動する。

[編集] 戦闘フィールドパート

敵ユニットに接触すると戦闘フィールドパートに移行する。なお、戦闘中でも敵ユニットの侵攻は続き、コーネリアが攻撃された場合など逐次状況が報告される。なお、戦闘中でもプレイヤー機のライフはアイテムを使用して回復できる。

敵戦闘機など、常に動くユニットの場合は一定時間以内に敵を全滅させる事が目的となる。一定時間が経過するもしくは、一定以上自機から距離が開き、敵機がレーダーに表示される範囲から離れた場合は、敵を逃がした事になり、惑星移動パートに戻った際、戦った敵ユニットが先に一定距離移動する。サテライトシステムが占拠された場合は、取り付いた工作機を破壊する事が目的となる。

敵戦闘機の中でも、ウルフを除く「スターウルフ」のメンバーのみの特殊行動として、ミサイルや敵戦闘機との交戦中の時間経過により、シンボルがプレイヤーの現在位置に到達した場合、戦闘に乱入をしてくる。

敵空母や占拠された惑星の場合は、敵の中枢のコアを破壊するミッション。空母の場合は直接近づけば内部に潜入できるが、惑星の場合は各所にあるスイッチを動かして起動させなければ基地に潜入できない。

ポーズ画面を開くと、簡素に表示した全体マップを見ることが出来、敵機の進行状況がわかるようになっている。基本的にはいつでも戦闘を放棄して惑星移動マップパートに戻ることが可能である。その場合、撃墜した敵機は復帰しないが、撃墜できなかった敵機の耐久力は回復している(敵を逃がした場合とは異なり、敵機が一方的に移動することは無い)。状況によっては、現在の戦闘を放棄してでもコーネリアを守る必要に迫られるケースもある。

[編集] ウォーカーについて

プレイヤー機は、戦闘機状態から二足歩行による地上走行形態の「ウォーカー」に変形する事ができる。

ウォーカーの状態では敵に砲身を向けたまま平行移動することが可能で、他にもジャンプや水中を泳ぐ事もできる(水中ではこの形態でないと移動できない)。そのため、空母や基地内部といった狭所的な所で活躍させる事ができる。また、地上走行であるため、基地を開けるためのスイッチがボタン式である場合には踏んで、横方向の押し込み式スイッチである場合には押し込んで起動させることができる。

この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。

[編集] 外部リンク

  • STARFOX2 復活希望同盟 - 『スターフォックス2』のBeta版の情報やスクリーンショットなどが記載されている。
他の言語