シェーン・バティエ
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シェーン・バティエ(Shane Courtney Battier, 1979年9月9日 - )は、アメリカ合衆国のバスケットボール選手。北米男子プロバスケットボールリーグNBAのヒューストン・ロケッツに所属している。ミシガン州バーミンガム出身。身長203cm、体重100kg。ポジションはスモールフォワード。
[編集] 経歴
バスケットボールの名門校デューク大学でプレーした後、2001年のNBAドラフトにてメンフィス・グリズリーズより1順目6位の指名を受けてNBA入り。ルーキーシーズンはベンチからの出場となったが、14.4得点5.4リバウンドという好成績を残し、チームメイトであるパウ・ガソルとともにオールルーキーチームに選出された。2年目はシーズンの半分をスターターで出場するも、成績は後退し、次のシーズンには再び控えに戻されたが、数字以上の活躍をする彼のロールプレイヤーぶりはチームから重宝がられ、4年目となる2004-2005シーズンには完全にスターターに定着した。グリズリーズでは5シーズンプレイした後、2006年のオフにヒューストン・ロケッツにトレードされた。
また、この年の夏に日本で開催された世界選手権にはアメリカ代表として来日。そうそうたる面々が顔を揃えた代表の中では知名度の低い選手ではあったが、大学時代の恩師である代表ヘッドコーチのマイク・シャシェフスキーからの信任は厚く、アメリカの銅メダル獲得に貢献した。
新天地で初のシーズンとなる2006-2007シーズンは、ロケッツの2枚看板であるトレイシー・マグレディと姚明が交互に故障でチームを離れるという悪循環に見舞われたものの、その穴をバティエがカバーし、チームは前シーズンから大きく勝率を伸ばしてプレイオフに進出した。
[編集] プレイスタイル
数字の面ではルーキーイヤーが最も優秀であるが、周囲からの評価はシーズンを重ねるごとに上昇しており、数字には表れないところで貢献できるプレイヤーである。チームに対して非常に献身的で、執拗なディフェンスでエースストッパーとして活躍し、相手から巧みにチャージングを誘うことができ、コーナーサイドからの3ポイントシュートも高確率で決めることができる。