コタンタン半島
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コタンタン半島(コタンタンはんとう; 仏:Péninsule du Cotentin)はフランス北西部にある半島。北はイギリス海峡を臨み、西にサンマロ湾およびチャンネル諸島がある。半島は南東から北西へ伸び、長さは約100km。第二次世界大戦時の、ノルマンディー上陸作戦の上陸地、ノルマンディーがある。半島ほぼ全域がバス・ノルマンディー地域圏・マンシュ県に属している。主要都市として北岸にシェルブールが位置する。
主産業は原子力産業であり、発電所の他に核燃料再処理施設を有し雇用を生み出しているが、環境保護団体に備えて厳重に警備されている。
文化面においては、ノルマン語が根強く残っている地方であり、画家のジャン=フランソワ・ミレー、詩人ジャック・プレヴェール等がこの半島の出身者である。また、哲学者アンリ・ベルクソンも少年期をここで過ごした。