グラスホッパー物語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
グラスホッパー物語 | |
---|---|
歌手 | 高見のっぽ(コーラス:ちびっこバッタ雑唱団) |
作詞者 | 高見のっぽ |
作曲者 | 松本俊明 |
編曲者 | 宮川彬良 |
映像 | クレイアニメーション |
映像制作者 | 伊藤有壱+(実写:本人出演) |
初放送月 | 2005年12月 |
再放送月 | 2006年2月 2006年4月 2006年6月 |
グラスホッパー物語( - ものがたり)は、歌。作詞高見映(歌手名義:高見のっぽ)、作曲:松本俊明。2005年12月から、NHKの歌番組「みんなのうた」放送。
[編集] 概要
- ロンドン地下鉄にて人間界に迷い込んだ小さなバッタを、優しい人間達が皆で助けて公園に返してあげるという小さな事件を見かけた作曲者は、この事をモチーフに、もの悲しくも郷愁を誘うメロディーを作りあげ、それを受けて作詞者・高見映(高見のっぽ)が、彼の英知をかたむけ、老バッタが孫バッタへ贈る人生訓に仕立て上げた。
- かつてのNHK教育テレビの人気番組「できるかな」でノッポさんを演じた事で良く知られる高見は、作詞のみならず当曲の歌唱や映像の脚本・出演・振付も担当。彼の知名度もあって、世代を越えて曲が受けいれられた。
- 音楽構成・編曲には、高見氏と長年の親交を持つ舞台音楽家の宮川彬良(松平健「マツケンサンバII」の作曲、テレビ番組「クインテット」の出演で知られる)、映像にはアニメーターの伊藤有壱(クレイアニメ「ニャッキ!」、平井堅「キミはともだち」PVを手がけた)を迎え、各界の第一線のアーティストが結集し、異色の5分の音楽劇を完成させた。
- 視聴者からの好評の声を受け、NHKは当初の放送期間を翌2006年7月まで延長して放映した。8ヶ月の連続放送は45年間で1200曲を生んできた「みんなのうた」でもあまり例を見ない。
- 当曲は「みんなのうた」で放送された映像を収録したDVD・CDを2005年12月22日に発売した直後に品切れとなるなど話題となった他、高見氏が文章を手がけた絵本も販売中。各種関連商品も企画中。
- 平成18年度(第10回)文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門 審査委員会推薦作品。
- 高見は2006年の第57回NHK紅白歌合戦に特別出演し、「みんなのうた45年!キッズショー」のコーナーで同曲を歌った。