キュリー温度
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キュリー温度(Curie Temperature)とは、強磁性体が常磁性体に変化する転移温度、もしくは強誘電体が常誘電体に変化する転移温度である。キュリー点とも呼ばれる。
[編集] キュリー・ワイスの法則
磁性体においては、キュリー温度以上では、磁化率(帯磁率)をχ、絶対温度をT、キュリー温度をTCとしたとき、
となる。これを、キュリー-ワイス則(Curie-Weiss law)と呼ぶ。Cは比例定数であり、これはキュリー定数と呼ばれる。
誘電体でも同様に、誘電率をε、絶対温度をT、キュリー温度をTCとしたとき、
が成り立つ。