カリフォルニア湾
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カリフォルニア湾の島々と自然保護区 |
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カリフォルニア湾を泳ぐマンタ | |
(英名) | Islands and Protected Areas of the Gulf of California |
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(仏名) | Îles et aires protégées du Golfe de Californie |
登録区分 | 自然遺産 |
登録基準 | 自然遺産(7),(9),(10) |
登録年 | 2005年 |
拡張年 | 2007年 |
IUCN分類 | |
備考 | |
公式サイト | ユネスコ本部(英語) |
地図 | |
カリフォルニア湾(Golfo de California)は、メキシコ北西部、北米大陸とバハ・カリフォルニア半島との間の南北方向に伸びる細長い湾である。コルテス海(米:Sea of Cortez)とも呼ばれる。2005年に、UNESCOの世界遺産に「カリフォルニア湾の島々と自然保護区」の名前で登録された。
太平洋の中央海嶺である東太平洋海嶺(海膨)の北端部分である。この湾から北へとカリフォルニア地溝帯が伸び、インペリアル・バレー(Imperial Valley)やサンホアキン・バレー(San Joaquin Valley)、サクラメント・バレー(Sacramento Valley)などの谷が広がっていて、地球の裂け目のひとつであることがわかる。面積約160,000km²。
湾内の主要な島としては、アンヘルデアグアルダ島やティブロン島がある。
この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
- (7) ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ最高の自然現象または地域を含むもの。
- (9)陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
- (10)生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには、科学上、または、保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。
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