カタルーニャ公営鉄道
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カタルーニャ公営鉄道(スペイン語:Ferrocarriles de la Generalidad de Cataluña, カタルーニャ語:Ferrocarrils de la Generalitat de Catalunya)はスペインのカタルーニャ州の鉄道事業者である。FGCと略され、140kmの狭軌路線と42kmの標準軌路線及び89kmの広軌路線を有する。また2つのメーターゲージのラック式鉄道と4つのケーブルカーの路線を有する。 これらの路線網は全てが接続しているわけではない。
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[編集] バルセロナの通勤路線
FGCはバルセロナの通勤路線網のうちのいくつかを運営し、全路線が架空電車線方式で電化されている。 この路線網はバルセロナのカタルーニャ広場駅より伸びる標準軌路線とエスパーニャ広場駅より伸びるメーターゲージ路線に大別される。
[編集] 登山鉄道とケーブルカー
FGCの運営する2つの登山鉄道何れもメーターゲージのアプト式登山鉄道である。
- モンセラット登山鉄道:マンレサ方面への郊外路線(R5)のモニストロル駅からモンセラットまで登る。この路線は1892年に開業し1957年に一度廃止となったが、2003年に復活した。
- バル・デ・ヌリア登山鉄道:カタルーニャ州北部のピレネー山脈にある。
FGCはまたケーブルカーも運営している。
- フニクラ・デ・サント・ホアン:モンセラット登山鉄道のモンセラット駅からモンセラット頂上付近までの路線。
- フニクラ・デ・サンタ・コバ:同じくモンセラット駅から近くの神殿まで。
- フニクラ・デ・ヘリダ:ヘリダの街と駅を結ぶ。
- フニクラ・デ・ヴァルビドレラ, チビダボの丘の上とメトロの駅を結ぶ。
[編集] 広軌路線
2005年1月にリェイダからラ・ポブラ・デ・セグルまでの非電化広軌路線をRENFEから譲渡された。この路線はカタルーニャ州に於いて最も寂れた路線である。リェイダからバラグエルまでの区間は最近に中古レールを用いて改良されたが、それより北の区間はぞっとするような状態である。
FGCはこの路線に関して幾つかの案を検討している。
- 通勤電車としてバラグエルからリェイダ間の列車を1日3本から30分間隔まで増便する。
- 全ての線路と枕木を交換する。
- 現在運用中の古い気動車を置き換える為に新しい車両を導入する。
- 北端部に景色の良い田園地帯がある為、観光路線としての展開。
- ピレネー山脈まで延長し可能ならばフランスの鉄道と接続するという建設当時に計画されたが建設されなかった案もある。