オーボエダモーレ
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オーボエ・ダモーレ | ||||||||
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別称:特になし | ||||||||
各言語での名称 | ||||||||
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分類 | ||||||||
音域 | ||||||||
関連楽器 | ||||||||
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オーボエ・ダモーレ(Oboe d'amore)はオーボエ属に分類されるダブルリードの木管楽器の一種で、音域的にも構造的にもオーボエとイングリッシュホルンの中間的な存在であり、形状はどちらかといえばイングリッシュホルンに近い。(直訳するとイタリア語で"愛のオーボエ"の意。)通常のC管オーボエに比べて、ややくぐもった柔らかい音色を持つ。
楽器の先端部がイングリッシュホルン同様卵を呑んだ蛇のように丸く膨らんでいるのが外観的な特徴である。その他、運指や吹奏方法は三者共通であって、オーボエ奏者が演奏する。
イ調の移調楽器で、記譜された音から短3度低く鳴る。ただし、オーボエの最低音変ロ(B♭)音に相当する音(実音ト(G))は持たない機種も多い。オーボエ族のアルトあるいはメゾソプラノに相当する。通常のオーボエより短3度低い音域だが、明るい音色で高音域がよく通るオーボエに対して、通常ではかすれた音になりやすい低音域がふくよかに鳴ることから、移調にしても低めの音域を担当することが多い。また、同じシャープ系のD管であるバロック・フルートとの相性がよい。
元来はバロック期後半に用いられた古楽器。1720年頃ドイツで発明されたと言われる。特にヨハン・ゼバスティアン・バッハが好んで用いたことで知られ、『オーボエ・ダモーレ協奏曲 イ長調 BWV1055a』のほか、『ミサ曲 ロ短調BWV232』、『マタイ受難曲BWV244』や、多数の教会カンタータ作品の伴奏、オブリガートにおいて重要な役割を担っているまた、ゲオルク・フィリップ・テレマンもこの楽器のための協奏曲などを多く残している。
古典派期以後長く忘れられていたが、近代になってモダン・オーボエの技術を応用して再興され、バッハなどの演奏に使われるようになった。また近代音楽ではラヴェルの『ボレロ』、リヒャルト・シュトラウスの『家庭交響曲』、ドビュッシーの『管弦楽のための映像』などに用例がある。今日バロック音楽の演奏では、当時の様式を復元した楽器も古楽系の楽団で用いられている。
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弦楽器 | 第1・第2ヴァイオリン - ヴィオラ - チェロ - コントラバス / ハープ |
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金管楽器 | ホルン - トランペット(ピッコロ - アルト - バス) - トロンボーン(アルト - テナー - バス) コルネット - ワグナーチューバ - ユーフォニアム - チューバ |
打楽器 | ティンパニ - バスドラム - スネアドラム - シンバル - タムタム(銅鑼) - トライアングル - スレイベル - タンバリン チューブラーベル / グロッケンシュピール - ヴィブラフォン - アンティークシンバル - シロフォン - マリンバ |
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