ウラジーミル・ヴォエヴォドスキー
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ウラジミール・ヴォエヴォドスキー(Владимир Воеводский, Vladimir Vojevodskij, 1966年6月4日 -)はロシア出身の数学者。
1989年にモスクワ大学を卒業後、1992年にハーバード大学で博士号を取得。2002年フィールズ賞受賞。
その後、プリンストン高等研究所、ハーバード大学、マックス・プランク数学研究所で研究、ノースウエスタン大学助教授を経てプリンストン高等研究所教授。
GrothendieckのMotifに関する業績を多くあげている。 Motivic Homotopy論の展開。 Mixed Motif複体からなる三角圏の理論を与えた。 Mixed Tate Motifに関する予想の解決。 Motivic Cohomology と Etale Cohomologyの研究によるBloch-Kato予想の部分的解決。 ミルナー予想(Milnor K群からGalois Cohomologyへのシンボル写像が同相)の解決。
'ヴォエヴォツキー、ボエボドスキー、ボエボツキー等と表記されることもあるが、ヴァイェヴォツキーがロシア語的な発音の転写である。
[編集] 関連人物
- アンドレイ・ススリン
[編集] 外部リンク
- [1] (写真あり)
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