イブラヒム・クリ・クトゥーブ・シャー
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イブラーヒーム・クリ・クトゥブ・シャー(1530年 - 1580年)は、クトゥブ・シャーヒー王国の第4代の王(在位:1550年 - 1580年)。
スルタン・クリ・クトゥブル・ムルクの末子である彼は、ヴィジャヤナガル王国で王の貴賓として亡命生活を送っていた。彼は滞在中にテルグー語習得に熱中し、第2の母国語のように話すことができるまでに達した。王位についた彼は、それまでの王達が一顧だにしなかったテルグー語の読み書きを保護・奨励した。そのため、彼の宮廷は、デカン高原中の詩人達で賑わったと言われている。
彼の治世中に、ゴルコンダ要塞はさらに強化された。また、彼は多くのモスク、学校、救貧院を建設させたことでも知られる。フセイン・サガールのダム建設なども彼の功績である。
有能な統治者として、その名を残している。
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